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新進気鋭の16歳が描く未来…横浜FMユースMF椿直起「“武器”を出さなければ生き残れない」

ゲキサカ / 2016年9月30日 11時30分

1年生ながらも出場機会をつかむ横浜F・マリノスユースMF椿直起

 今季、横河武蔵野FCジュニアユース(現東京武蔵野FC U-15)から横浜FMユースに加入したMF椿直起。5月1日のプレミアリーグEAST第4節清水戦で早々と公式戦デビューを飾ると、第7節FC東京U-18戦で初ゴールを記録するなどセンセーショナルな活躍を披露している。7月にはU-17日本代表初選出を果たし、8月にはトップチームに2種登録された。まだ、高校1年生――。ドリブルにこだわりを示す無限の可能性を秘めた16歳の物語は今、大きく動き出している。

ファーストプレーで
つかんだ自信

――今季、横河武蔵野FCジュニアユース(現東京武蔵野FC U-15)から横浜FMユースに加入しました。『ここで絶対に成功する』という覚悟もあったと思います。
「去年の12月にマリノスユースの練習にきたときはレベルが高くて、もっと頑張らないとダメだなと思っていました。ただ、『ダメだ』と思ったからこそ練習に対する意識や私生活を改めたし、今は寮生活をしているのですが、家を離れてサッカーをやるからには悔いのないようにしたかった。最初はプレミアリーグEASTに出場することを目標にしていましたが、当然1年を通してトップチームに絡み、1年生から活躍したいという思いはありましたね」

――初めての寮生活には苦労もあったと思います。
「寮生活は一人部屋で、自分のことは自分で全部やらなければいけません。食事は出てきますが、掃除や洗濯などはずっと親にやってもらっていたので、そういう面に慣れるのに苦労しました。プライベートの変化に慣れるまでは気持ちが乱れることもあって、その気持ちの乱れがサッカーにも影響していたと思う。でも、この生活に慣れてきて、サッカーに集中することができています」

――プレミアリーグEAST第4節清水ユース戦では先発出場でデビューを果たしました。レベルの高い戦いを体感して感じていることは?
「守備や動き出しの部分など、自分の課題がいろいろと見つかっています。中学ではそういう部分をさぼっていても大丈夫なところがありましたが、高校だと全部やらないとダメです。ただ、自分の特長であるスピードとドリブルは通用している部分もあると感じています」

――デビュー戦となった清水戦でも手応えを感じるプレーはありましたか。
「すごい緊張していて、アップのときも何をやっているのか分からないくらいでした(笑)。でも、ファーストプレーのドリブルが結構ハマったんです。あそこで躊躇してパスを出していたら、自分にとってどういう試合になったか分かりませんが、とりあえず自分の特長を出せて一回抜けたことで、『これをやれば絶対に抜ける』という自信につながりました」

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