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[プレミアリーグEAST]「10番」たちとの差を詰めること。横浜FMユースのレフティー10番、吉尾は勝利貢献も満足せず

ゲキサカ / 2016年10月2日 6時39分

[プレミアリーグEAST]「10番」たちとの差を詰めること。横浜FMユースのレフティー10番、吉尾は勝利貢献も満足せず

[10.1 高円宮杯プレミアリーグEAST第15節 横浜FMユース 4-3 青森山田高 横浜市三ツ沢公園陸上競技場]

 横浜F・マリノスユースの左利きの10番、MF吉尾海夏(3年)はこの日、本職のボランチではなく右サイドでプレー。「ボランチの時よりも前を向いて仕掛ける、相手を抜く意識でやっていた」MFは前半からボールの落ち着きどころとなり、その仕掛けで局面を破ってチャンスに繋げた。

 後半にはクロスバー直撃の左足FK。左足の精度はもちろん、ボールをシンプルに捌きながら、局面で身体を当てられてもグイッと前に出るような、これまで以上に力強いプレーをしていたことも印象的だった。松橋力蔵監督も「大分、力強さが出ている」。チームの中心として存在感を出しながら勝利に貢献。ただし、本人の自己評価は高くなく、「守備の時間帯が長く続いた時に自分が粘り強くやってプレーでチームを引っ張るくらいでやっていました。満足はしていないです。まだ何も勝ち取れた訳ではないので。苦しい時とかに違いを見せれる選手になっていかないといけない」と厳しかった。

 伝統ある横浜FMユースの今年の10番。昨年10番を背負い、トップチームに駆け上がったFW和田昌士は抜群の勝負強さがあった。「昌士くんはチームが苦しい時に点取ってくれるし、収めてくれるし、本当に違いを見せれる選手だった。(同じくトップチームに昇格した遠藤)渓太くんもそうですし、自分はボランチで出ていましたけれど、(ボールを渡せば)何とかしてくれるというのがあった」。決定機に絡みながらもなかなかゴールを奪うことができていない吉尾は、より10番に相応しい存在にならなければならないと感じている。「苦しい時とかに違いを見せれる選手になっていかないといけない」

 現在、吉尾は週2日ペースでトップチームの練習に参加している。同じレフティーであり、トップチームの偉大な10番でもあるMF中村俊輔は少しでも近づきたい存在だ。ボールタッチはトップチームの中でも次元が違うようなレベル。「アイディアとか判断の質とかが全然違う。パス一本にしてもよりゴールに繋がるというか全然違いますね。追い越せるようになっていきたい」。ユース年代とは違う判断力、スピードを要求される中でより自身のレベルを引き上げて、「10番」の先輩たちとの差を詰める。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
2016プレミアリーグEAST

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