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[国体少年男子]初戦で実現したビッグマッチ、前回王者の福岡県がMF野寄の劇的2発で千葉県破る!

ゲキサカ / 2016年10月4日 9時12分

後半35分、福岡県はMF野寄が先制ゴール。(写真協力 高校サッカー年鑑)

[10.3 国体少年男子2回戦 福岡県 2-0 千葉県 遠野市国体記念公園市民サッカー場(人工芝)]

 初戦で実現したビッグマッチは福岡県が制す! 3日、第71回国民体育大会「希望郷いわて国体」サッカー競技少年男子の部2回戦が行われ、前回大会優勝の福岡県と千葉県との一戦は試合終了間際にMF野寄和哉(東福岡高1年)が決めた2ゴールによって福岡が2-0で勝利。福岡は4日の準々決勝で東京都と戦う。

 福岡の星原慎也監督(北九州市立沖田中)が「ここはいい意味で注目されたと思います」と語った注目の大一番。その勝敗を分けたのは「仕留める」部分だった。昨年度全国2冠の東福岡高中心にアビスパ福岡U-18や九州国際大付高の選手たちが先発に名を連ねた福岡に対し、千葉は今年の全国高校総体で優勝している市立船橋高と柏レイソルU-18が各5人ずつ。これにジェフユナイテッド千葉U-18の1選手が加わる陣容だった。千葉はエース格のFW森海渡(柏U-18、1年)やU-16日本代表CB関川郁万、SB佐藤輝(ともに流通経済大柏高1年)という主軸がケガによってメンバーを外れていたものの、それでも前半からボールを支配して福岡を押し込んだ。

 福岡の野寄や10番MF北島祐二(福岡U-18、1年)、FW大森真吾(東福岡高1年)に突破を許すシーンもあったが、千葉はいずれも柏U-18に在籍する左利きMF山下雄大(1年)、MF小野寺巧(1年)、MF山田雄士(1年)のトライアングル中心に判断よくボールを動かすと、12分には左SB岡井駿典(市立船橋高1年)のクロスにFW松尾勇佑(市立船橋高1年)が飛び込み、その後も抜群のスピードを活かして相手の背後へ抜け出す松尾が脅威となった。25分には敵陣でのインターセプトから抜け出した松尾がPAへ侵入。だが福岡は、後方から追いかけた俊足CB西田翔央(東福岡高1年)がギリギリのところでブロックして得点を許さない。
 
 福岡の星原監督が「ポゼッションが上手でボクらも見習わなければならないところですね。千葉は凄いです」と素直に認めた千葉の攻撃。後半立ち上がりも千葉はMF郡司篤也(市立船橋高1年)やMF井上怜(市立船橋高1年)が相手の守りを破るシーンを作り出した。だが、主将のCB大川智己(九州国際大付高1年)が「(ボールは回されていたが、)自分の中では想像以上ではなかったので、全然行けると思っていました。関東はポゼッションが上手いけれどインターセプトとかやって、福岡の前は個人が強いのでそこをしっかり出せるようにと思っていた」という福岡はスペースを消して昨年の優勝GKである緒方翔平(東福岡高2年)や大川と西田の両CBが千葉のクロスやラストパス、シュートを跳ね返し、そしてカウンターから少ないチャンスをものにしようとする。

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