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[国体少年男子]“無冠の帝王”初優勝へ王手!大阪府が王者・神奈川県に粘り勝つ!!

ゲキサカ / 2016年10月6日 9時46分

「(3試合目の神奈川に対し)4試合目だったんで最初から受け身にならず前から行こうと。その前向きな姿勢のご褒美」と梶田浩信監督(FC Unione柏原)が微笑んだ幸運な2得点。神奈川は崩された訳ではなかったが、永山晃監督(浅野高)は「アンラッキーだけじゃないんですよ。ウチはあれをやりたかったんですけど、押し込まれているんで」。立ち上がりから押し込むことができず、逆に押し込まれてしまったことを残念がった。それでも神奈川は24分、右サイドでのショートパスで相手のプレスを剥がすと、右中間で前を向いたMF岩澤桐人(横浜FMユース、1年)がスルーパス。これで抜け出したFW栗原秀輔(横浜FMユース、1年)が今大会4得点目となる右足シュートを決めて1点差とする。さらに27分には椿が左サイドで間をつくると、相手SB、CBの背後を取ったSB島崎元(川崎F U-18、1年)へスルーパス。島崎の折り返しをMF榊原彗悟(横浜FMユース、1年)が押し込もうとしたが、これは大阪DF陣がブロックする。神奈川は前半終盤に決定機を連発。29分にも左サイドから斜めにボールを持ち込んだ椿がDFの間を抜けて一気にシュートを打ち込む。さらに31分にはMF桝谷岳良主将(川崎F U-18、2年)の展開から椿が仕掛けて入れたラストパスがDFとGKの間を横切った。32分にも椿の折り返しに栗原が飛び込んだが、左足シュートは枠外へ。そして後半2分には栗原のスルーパスから椿の放った右足シュートがゴールネットを揺らしたものの、判定はオフサイドで神奈川は同点に追いつくことができなかった。

 消化試合の1試合多い大阪に対し、後半は神奈川が完全にボールを持ち続ける展開に。だが大阪は、相手が攻撃を組み立て直す度に根気強くディフェンスラインを上げて、コンパクトな陣形を保ち続ける。アップダウンを繰り返し続けたDFライン。連日ハードワークで目立っていたMF岩本翔(G大阪ユース、1年)や終始冷静なプレーを続けていた奥野をはじめ、中盤、前線の選手は攻撃に移った際のパワーを失っていても献身的な守備を続けていた。それでも大阪は相手の150cmMF榊原を捕まえることができずに起点を作らせてしまう。神奈川は左サイドからの攻撃を警戒する相手の逆を突く形で右サイドのスペースを活用。サイドチェンジからMF柴田徹(湘南ユース、1年)とSB藤森隆汰(横浜FCユース、1年)のコンビが相手DFラインを強襲する。だがシュートシーンは増えていたものの、慌てて打ち切ったシュートは力なくGK林祥太郎(C大阪U-18、1年)の胸に収まり、13分には左ショートコーナーからDFをかわした榊原のクロスを岩澤が合わせるがこれは枠外。後半14分に大阪がMF判田直也(C大阪U-18、1年)を投入してダブルボランチへ移行すると、神奈川は榊原の存在が消え、その攻撃は停滞したように映った。

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