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[国体少年男子]“無冠の帝王”初優勝へ王手!大阪府が王者・神奈川県に粘り勝つ!!

ゲキサカ / 2016年10月6日 9時46分

 横パスを繋ぐものの、攻撃はサイドへ偏重。椿の仕掛けは待ち構える形を取った大阪右SB岡治に阻まれるケースが増えるなど、ゴール前の守りを崩し切ることができない。大阪相手にボールを支配し続けた神奈川だったが、森谷周平ヘッドコーチ(横浜清陵総合高)が「ボールがあるところからゴールに一直線、最短距離で進んで行けるようにしなさいということは話していて、ちょっと横パスが多かったと思いますね。見ている人はボール持っていてずっと押していて凄いなと思うかもしれないですけれども、それってあまり怖いことじゃない、狭くてもどんどん入っていくから相手が絞ってきてギャップが空いて……。受けよう、受けようとし過ぎてちょっと焦っていたかなと思います」と指摘したように、神奈川の攻撃はアタッキングサードからの先の部分で怖さを欠いてしまっていた。前がかりになった神奈川は逆に大阪のカウンターからキープ力に長けた大垣らにボールを運ばれるシーンが増えてしまう。終盤には桝谷が強引にPAを打開し、37分には俊足FW山田新(川崎F U-18、1年)が抜群のスピードでPAをへ侵入して決定的なシュート。だが、枠を外れて万事休す。王者はファイナルの手前で姿を消した。 

 粘り勝った大阪の梶田監督は「(各選手が)陰で見えない努力をしてくれた。チームの勝利ですね」と疲労感ある中で走りきった選手たちを賞賛していた。これで頂点まであとひとつ。準優勝5回、3位4回、08年から10年まで3年連続準優勝、13年まで6年連続4強以上の“無冠の帝王”がついにその壁を破るか。「彼らは代表に選ばれる、Jリーガーになるというのが目標。『プロになったら疲れていてもやらないかんねんで』」と選手たちを励ましたという指揮官は「ここからは気持ちの勝負。きょうは大阪のサッカーが続けられなかったので、(広島も)5試合同士の戦いで大阪らしい、納得したサッカーで優勝したいです」。そして山口は「次は決勝。最初から優勝しか考えていなかったので、決勝も勝つことしか考えていないです」と意気込み、石尾は「最初から優勝が目標。絶対に優勝する気持ちです」。また岡治は「絶対決勝勝って、大阪初優勝したい」と誓った。数々の名選手を輩出したり、強さを発揮しながら優勝に縁のなかった大阪。今年、その歴史を変える。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
第71回国民体育大会 「希望郷いわて国体」特集ページ

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