さようなら“今までの自分”、FW小林悠「フロンターレでやっているような…」
ゲキサカ / 2016年10月7日 5時6分
[10.6 W杯アジア最終予選 日本2-1イラク 埼玉]
スコアは1-1。残された時間は9分。後半36分、FW小林悠(川崎F)は最後のカードとしてピッチへと送り込まれた。
「背後を狙っていけと言われていたし、そこを意識していた」と右サイドハーフの位置に入った小林は、チームメイトが前を向いてボールを持てば、最終ライン裏を突いてパスを呼び込もうとする。しかし、同点で迎えた試合終盤だったこともあり、チームはすぐさまDF吉田麻也(サウサンプトン)を前線に上げたパワープレーに移行して、勝ち越しゴールを狙いにいった。
裏への動き出しを繰り返していた小林も、「パワープレーになったのでセカンドボールを拾えるように意識したし、何回かチャンスが作れていたので、そこも狙っていた」と吉田が競った後のボールに反応できるようなポジション取りを意識。自身にはチャンスが巡ってこなかったが、後半アディショナルタイムにMF山口蛍(C大阪)が決勝ゴールを叩き込み、チームは2-1の劇的勝利を収めた。「今日は結果がすべてだと思うし、最後まで声を切らさずに諦めなかった結果、勝てたので良かった」。
出場時間はわずかだったかもしれない。しかし、ピッチに向かった際のメンタルが今までとは違った。「『自分が決める』という強い気持ちを持って入った。そこは、代表で遠慮していた今までの自分ではなく、フロンターレでやっているようなメンタルで入れた。そういうメンタルがすごく大事だと思う」と胸を張って答えた。
今回はFW武藤嘉紀(マインツ)とFW宇佐美貴史(アウクスブルク)が負傷で不参加のため、「その分、自分にチャンスが多く回ってくると思う」。だからこそ、結果を求めたい。「オーストラリア戦でチャンスをもらえたら、自分がヒーローになれるように準備したい」と難敵相手のアウェー戦で出場機会を得れば、代表初ゴールでチームに勝利をもたらしたいと闘志を燃やした。
(取材・文 折戸岳彦)
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