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[選手権予選]「いなせ!」「いなせ!」の声に呼応した中央学院が魅せて勝つ:千葉

ゲキサカ / 2016年10月11日 9時37分

前半1分、中央学院は先制ゴールを決めた大野がガッツポーズ

[10.10 全国高校選手権千葉県予選決勝T1回戦 中央学院高 3-1 東海大市原望洋高 中央学院大学つくし野総合G]

 第95回全国高校サッカー選手権千葉県予選は10日、決勝トーナメント1回戦の残り2試合を行った。昨年度4強の中央学院高と東海大市原望洋高との一戦は中央学院が3-1で勝利。中央学院は29日の2回戦で八千代高と戦う。

 ゴール裏に陣取る中央学院の控え部員からは「いなせ!」「いなせ!」の声が飛んでいた。選手たちはその声に呼応。この日、誰よりもDFをかわしていたMF児玉駿斗主将(3年)が「(応援で)言われたんで、サイドで持ったらやったろうかなと。1枚抜いたら、2枚、3枚抜けるのは分かっていたので。応援から『抜け』と言われたんで行こかなと」と振り返っていたが、「観て楽しい」「プレーしていて楽しい」サッカーを目指す中央学院が圧倒的にボールを保持し、CB岩永陸弥(3年)ら最終ラインの選手も足技を駆使して攻め上がるなどドリブルや、ショートパスで攻め続けて白星も勝ち取った。

 中央学院は前半1分、児玉の左FKをファーサイドでフリーとなったFW大野雄大(3年)がヘディングシュート。こぼれ球を自ら右足で押し込んで先制する。その後は中央学院のパスゲームに。最前線に位置したFW清野英国(2年)が深いポジショニングで奥行きを作り出し、その後方では、1対1では止まらない存在となっていたトップ下の児玉、テクニカルなボランチの10番MF空涼介(3年)、キープ力としなやかな動きが印象的だったMF永井颯太(2年)の注目トリオが自在に左右へとボールを動かし続け、失ってもすぐに空や永井が奪い返してまたパスワークによって相手を走らせていく。

 そして、児玉やMF石澤光希(2年)が仕掛けからシュート。ただし、浜田寛之監督が「PKを取れるくらいペナの中でボール持つところまで行きたい。支配率を高めようという話をしてしまったので、怖がって入って行けなかったですね」と振り返った前半はボールを支配し、海老原雄斗(3年)と石井翼(3年)の両SBが相手の最終ラインに並ぶような形を取るほどに押し込んでいたが、PAに割って入っていくシーンが少なかった。またチームのスタンスとしてDFの背後でスピード勝負することは考えておらず、背後へ抜け出そうとする動きも見られない。27分には児玉の仕掛けから清野がゴールマウス直撃のシュートを放つシーンもあったが、外から見るとどこかもどかしいような展開。東海大市原望洋が集中した守りを見せていたこともあってややボールロストも目立ち、前半は立ち上がりの1点のみで終えた。

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