1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[選手権予選]4年前は県4部も今年は県1部L挑戦、2度の県8強入り。躍進の公立校・検見川が劇的勝利:千葉

ゲキサカ / 2016年10月11日 13時55分

後半36分、検見川高は中央でガッツポーズするMF平田主将を中心に歓喜

[10.10 全国高校選手権千葉県予選決勝T1回戦 検見川高 2-1 東海大浦安高 中央学院大つくし野総合G]

 第95回全国高校サッカー選手権千葉県予選は10日、決勝トーナメント1回戦残り2試合を行い、今年の関東大会予選と総体予選で8強入りしている県立校・検見川高が東海大浦安高に2-1で勝利。2回戦へ進出した。

 わずか4年前は県4部リーグを戦っていたチームが、就任5年目の水庫祥元監督(前習志野高監督)の指導の下で大躍進。今年はジェフユナイテッド千葉U-18や八千代高などと県1部リーグを戦い、そしてトーナメント戦でも私立強豪校を破って連続で8強入りしているチームが、選手権でも千葉16強に勝ち残った。水庫監督が「何が子供たちにあるのか。可能性は何かきっかけがあれば本当に変わったり、伸びて行ったりするのかなと、彼らを見ると感じますよね。ボクも(名門)習志野にいた時とは違う勉強をさせてもらっている」という検見川イレブン。指揮官の就任当初、県4部にいた頃からあったという「上手くなりたい」「強くなりたい」という情熱、そしてわずかなきっかけでぐんと伸びた選手たちが千葉県2部Bリーグを制した昨年、そして今年と花を開かせている。

 16強入りをかけた一戦の前半は互いにリスクを回避したシンプルな攻撃。検見川はともに180cm超のFW滝村宝(3年)とFW尾崎誠悟(3年)の大型2トップにボールを集める。滝村が「(尾崎が)足元凄く上手いので足元系は向こうに任せて、自分は裏に抜ける。ずっとやってきたのでコンビネーションはいいと思います」と説明する強力2トップ。滝村がハイサイドへの抜け出しや空中戦の役割を担当し、尾崎が収まりどころとなってチームを押し上げさせていた。

 だが東海大浦安はCB山崎晃正(2年)が競り合いで食い下がるなどチャンスをつくらせない。逆にテクニカルなドリブルでDFを外すMF内海翔吾(3年)や俊足アタッカー、MF齋藤達也(3年)の攻撃力を活かして押し返していた。22分には左クロスの折り返しをMF高島陸(3年)が右足でシュートを狙うシーンもあったが、注目の大型CB寺崎周(3年)と、この日最終ラインで奮迅の働きを見せていたCB森部至(3年)を中心とした検見川の最終ラインは簡単には崩れない。

 膠着した状態のまま迎えた前半30分、スコアが動く。検見川は中盤で前を向いたMF仁平大貴(3年)が左サイドへはたくと、MF宇田川魁太(3年)が左足でクロスボール。これをニアへ飛び込んだ滝村が豪快なヘッドでゴールヘ突き刺して先制した。滝村の公式戦初ゴールでリードした検見川に対し、東海大浦安は前半アディショナルタイムにチャンス。高島からのパスを相手のDFブロックの外側で受けたMF{8村瀬祐介}}(2年)が切り返しから右足で狙う。だが習志野はSB大崎享(3年)がよく戻って枠にシュートを飛ばさせない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください