浦和、2週連続の歓喜ならずも…興梠のJ1通算100得点弾で5連勝
ゲキサカ / 2016年10月22日 18時26分
[10.22 J1第2ステージ第15節 新潟1-2浦和 デンカS]
J1は22日、第2ステージ第15節を開催し、デンカビッグスワンスタジアムではアルビレックス新潟と勝利すれば他会場の結果で第2ステージ優勝が決まる浦和レッズが対戦。ともに1点を奪い合って1-1で迎えた後半は終盤までスコアが動かなかったものの、後半45分にFW興梠慎三が自身J1通算100得点目となる決勝点を奪い、浦和が2-1の勝利を収めて5連勝を飾った。
ホームの新潟は5試合ぶりの白星を獲得した前節磐田戦(○2-1)から先発1人を入れ替えてMF小泉慶を先発起用。一方、4連勝中の浦和は前節G大阪戦(○4-0)から先発2人を入れ替え、MF青木拓矢とMF関根貴大がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]
新潟はボール保持時にはシステムが4-4-2ながらも、守備に回れば右サイドハーフの小泉が最終ライン、2トップの一角FW成岡翔が中盤に降りて5-4-1にシステムを変え、人数を割いて浦和攻撃に対応しようとする。しかし、前半7分に浦和がロングボール一発で新潟守備を攻略。DF遠藤航が相手最終ラインの裏に送ったボールに反応したFW興梠慎三が抜け出すと、GK守田達弥との1対1を制してネットを揺らし、スコアを1-0とした。
しかし前半15分、新潟が浦和のミスを突いて同点に追い付く。DF森脇良太の軽率なバックパスを奪ったFWラファエル・シルバが独走。遠藤の追走を許さずにPA内まで持ち込むと、距離を詰めたGK西川周作の脇を抜くシュートでゴールを陥れて試合を振り出しに戻した。
その後は浦和が主導権を握って試合を進めるが、前半34分のMF高木俊幸が放った枠を捉えた直接FKが守田に弾き出され、直後のCKでは遠藤が強烈なヘディングシュートを放ったものの枠を捉え切れず。新潟も同40分、カウンターから成岡がシュートまで持ち込んだが相手選手のブロックに遭い、ネットを揺らすには至らなかった。
1-1のまま後半を迎えると、浦和は森脇に代えてDF那須大亮を投入。スコアが動かずに試合が進むと、同13分に新潟は成岡に代えてFW鈴木武蔵、同19分に浦和はMF武藤雄樹に代えてFWズラタンをピッチへと送り込む。同23分にはゴール前のこぼれ球に反応したMF駒井善成が左足シュートでゴールを脅かすが、ボールは枠を捉え切れず。すると同24分には浦和ベンチが動き、高木に代えて最後のカードとなるFW李忠成を投入した。
その後は浦和が押し込む時間帯が続くが、新潟の体を張った守備を崩し切れない。後半33分には新潟が好機を生み出してDF松原健のクロスから鈴木がダイビングヘッドでネットを揺らすが、これはオフサイドの判定に取り消される。さらに同45分には松原のクロスから鈴木が決定的なヘディングシュートを放つもポストに阻まれてしまう。すると後半45分、左サイドを突破した関根が送ったクロスの流れから興梠がネットを揺らし、浦和が2-1の勝利を収めた。他会場の結果によって先週のルヴァン杯に続いての歓喜とはならず、第2ステージ優勝は次節以降に持ち越しとなった。
(取材・文 折戸岳彦)●[J1]第2ステージ第15節 スコア速報
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