ブラジルの名門インテルナシオナウが史上初の2部降格…10年前のクラブW杯王者

インテルナシオナウのまさかの降格に頭を抱えるサポーター

　ブラジルの名門インテルナシオナウがクラブ史上初の2部降格となった。

　シャペコエンセの航空機墜落事故により延期されていたブラジル全国選手権が11日、最終節が行われ、シャペコエンセ対アトレティコ・ミネイロを除く全試合が一斉開催された。最終節を迎える前に降格圏17位に沈んだインテルナシオナウは敵地でフルミネンセと対戦。残留のためには勝利が最低条件だったが、後半28分に先制点を許すと、同43分に追いついたものの逆転には至らず、1-1で引き分けた。この結果、インテルナシオナウの降格が決まった。

　1909年創設のインテルナシオナウは、これまで国内リーグを3度、コパ・リベルタドーレスを2度優勝している名門。これまで降格したことはなかった。2006年に日本で開催されたクラブW杯では、南米王者として出場し、決勝戦でMFロナウジーニョらを擁した欧州王者のバルセロナを破り、世界一に輝いていた。また、FWアレシャンドレ・パトやFWディエゴ・フォルランなど数多くの優秀な選手を輩出していた。