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[横山杯]全ては、選手権のために――。1年後の躍進誓う慶應義塾が明秀日立撃破!

ゲキサカ / 2016年12月29日 1時3分

慶應義塾高はMF田中秀磨(左)のゴールなどによって3-2で勝利

[12.28 横山杯1st(トップ)決勝第2グループ第2節 慶應義塾高 3-2明秀日立高 ジャーニィー土合グラウンドB面(人工芝)]

 28日、高校1、2年生たちが来季の飛躍へ向けて力を磨く「横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会」1st(トップ)Division決勝リーグ1日目が行われ、慶應義塾高(神奈川)対明秀日立高(茨城)戦は3-2で慶應義塾が勝利。1勝1分とした慶應義塾は29日の最終節でFINAL GAME進出を懸けて首位・武南高(埼玉)と直接対決する。

 全ては、選手権のために――。明確なビジョンを持って新チームの強化をスタートした慶應義塾が貴重な1勝を挙げた。前半19分に唯一の1年生、FW宮本大地の折り返しをFW飯塚亮貴が右足ダイレクトで沈めて先制。28分には右SB酒井綜一郎主将の右アーリークロスをDF前でコントロールしたMF田中秀磨が2点目のゴールを奪う。

 だが、明秀日立もMF津村夢人のミドルシュートのこぼれをFW二瓶優大が狙うなど反撃すると後半8分、MF川上璃久の右クロスをFW高嶋修也が胸コントロールからの右足シュートで決めて1点差。その後、慶應義塾は押し込まれながらも決定的なピンチでCB高田拓武がブロックし、前線へ入ってくるボールを酒井やCB長谷川友己が巧みにインターセプトするなど明秀日立の反撃を断っていく。

 そしてMF平田賢汰、MF山田維新中心に狭いスペースでパスを繋ぐなど攻め返していた慶應義塾は終了間際、長谷川が豪快な右足FKをゴールへ突き刺して3-1。明秀日立もアディショナルタイムにセットプレーから1点を返したが、反撃もそこまでだった。

 慶應義塾は明確な目標を掲げて新スタートを切っている。昨年は関東大会予選で2位に入り、55年ぶりとなる関東大会出場。そして総体予選でも激戦区・神奈川で再び2位に食い込んで全国総体初出場を果たした。だが、重圧の中で迎えた選手権予選は初戦で三浦学苑高に1-3で敗戦。充実の1年も最後に結果を残すことができなかった。

 選手たちは来年、笑って冬を終えることを誓い合っている。大方貴裕監督は「『来年のチームは選手権だ』と言ってスタートしました。そのために、リーグ戦も、関東大会も、インターハイも、この大会(横山杯)も選手権に繋げないといけない」。全ては、選手権のために――。主将の酒井が中心となってミーティングを繰り返すなど、選手たちもその目標へ向けて昨年以上に意識高く取り組んでいる。長谷川は「今年、選手権出れなくて悔しかったので優勝して全国へ出たいです。個人的にはインハイとか、関東全部出て、選手権でも勝ち残っていけるようにやっていきたい」。1年後は必ず選手権の挑戦権獲得を。そのために、今からライバルたちを上回るような野心と情熱を持って、日々を送る。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会特設ページ
横山杯大会公式ページ

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