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[横山杯]慶應義塾が逆転で初のFINAL GAME進出! 主将の“声掛け”で1点を守り抜く

ゲキサカ / 2016年12月29日 12時9分

決勝点を決めた慶應義塾高のFW宮本大地

[12.29 横山杯1st(トップ)決勝リーグ第2グループ第3節 武南高 0-1慶應義塾高 HASAKI SOCCER VILLAGE A面]

 来年度の躍進を狙う強豪校たちが 「サッカータウン波崎」で力を磨く「横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会」の1st(トップ)Divisionは29日午前、決勝リーグ第3節を行った。第2グループで首位の武南高(埼玉)と、勝ち点2差で2位の慶應義塾高(神奈川)との一戦は、1-0で慶應義塾が勝利。逆転でFINAL GAME(決勝戦)進出を決めた。

 首位攻防戦は序盤から互いのゴール前を行き来するオープンな展開となった。前半8分に慶應義塾のMF田中秀磨が強烈なシュートを放てば、武南も同14分に遠い位置からDF小島俊介が枠内にシュートを飛ばしていく。試合は一進一退の攻防が続いたが、先制点を挙げたのは慶應義塾だった。同16分、FW飯塚亮貴が右サイドから折り返したボールをゴール前に走り込んだFW宮本大地が難なくゴールに流し込み、1-0。前半は慶應義塾リードで折り返した。

 後半はどちらも攻めあぐねた印象だ。1点を追う武南は、FW大山諒がスピードを生かして最終ラインで何度も動きなおしながら相手の脅威となり、MF永野駿が的確なボールタッチからパスを散らしたが、最後のところで精度を欠き、決定的な場面を作れない。後半27分には、MF鶴田雄大が左サイドを深くまでえぐり、中央に折り返したボールをMF桜井潤人が右足ボレーを放つもゴールネットを揺らすには至らなかった。

 対する慶應義塾は、大方貴裕監督が「疲れているなと感じましたね」と語るように攻撃に関わる人数は少なく、飯塚がポスト役で前線で起点となり、MF平田賢汰が的確なパスやドリブルでゲームを組み立てていくも追加点が遠い。それでも、「集中力を切らさずキャプテン(酒井)が鼓舞してくれて、ずっと声を掛けてるので、それが続けば集中を切らしている選手がいても大丈夫かな」と、信頼する守備で虎の子の1点を守り抜いた。

 これで勝ち点を7に伸ばした慶應義塾は横山杯で初めてのFINAL GAME(決勝戦)進出を決めた。対戦相手は第1グループを全勝で勝ち抜いた実践学園高(東京)だ。大方監督は、「もちろん勝てればいいですけど」としたが、「去年までやってきたことをどれだけ継続して質を落とさず、できるかという部分を求めていきたい」と、あくまでも来年に向けた“チャレンジ”の大会という姿勢を崩さなかった。

(取材・文 清水祐一)▼関連リンク
横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会特設ページ
横山杯大会公式ページ

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