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[MOM2018]滝川二MF朴光薫(2年)_「前半は10番、後半は7番」、大分のキーマンを封じたマンマーク

ゲキサカ / 2017年1月3日 9時35分

中盤の底で2試合連続完封に貢献している滝川二高のMF朴光薫(右)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 大分高0-6滝川二高 柏の葉]

「できすぎ。これだけできることはこの先あるかわからない」と松岡徹監督が思わず苦笑いした滝川二高(兵庫)の6ゴール。その裏には「破壊力があって連動性があるチームに対して、ディフェンス陣が『ゼロ』に抑えたことが評価。よくがんばったと思います」と指揮官が賞賛する守備陣の踏ん張りがあった。中でも、中盤の底で黒子に徹したMF朴光薫(2年)の働きは大きかった。

 パスで崩していく大分高(大分)の要であるMF永松涼介(3年)の背後には、白いユニフォームの7番がいた。「10番(永松)に対して朴ががんばって自由にさせなかったのは、ひとつ大きな勝因だと思います。10番の選手に自由にやられていたら、これだけ簡単にゲームができていなかった」。松岡監督は名指しで褒め称えた。

「1回戦を見て、上手いと思いました。最初はプレッシャーもありました」。“エース潰し”を言い渡された当人は、重圧を感じていたという。「初めて」のマンマークだったが、マークする永松の動きに合わせて、ときには最終ラインまで下がって対応。後半に入って永松が1列下がると、今度はFW山本光彦(3年)についた。

「試合前は10番をマンマークしろと言われて。後半からは7番(山本)になって、『ずっとついていけ』という指示でした。10番と7番が相手の攻撃の要だったので、そこを潰せれば勝てると言われていました」。終わってみれば、前半の永松をシュート1本、後半の山本をシュート0本におさえ任務を完遂した。

 中学時代は攻撃的なボランチだった朴は、滝川二に入って守備的なボランチへとスタイルを変えた。好きな選手は、現代最高のアンカーの呼び声高い、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)だ。

「自分としては、(マンマークを)できていたかなと思います」。大分が誇る2人のアタッカーを抑えきった2年生ボランチは、胸を張って答えた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)
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【特設】高校選手権2016
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2016

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