[MOM2022]東福岡DF小田逸稀(3年)_対戦相手から「ヤバイ」「プロで通用する」の声、鹿島内定SBが決勝アシスト
ゲキサカ / 2017年1月3日 5時11分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 東福岡高1-0東邦高 等々力]
東邦高の選手間では試合後、「小田クンやばい」という声が上がっていたのだという。前回王者・東福岡高相手に奮闘していたCB小出晴貴主将は来季の鹿島入りを決めている相手左SBについて「プロで通用する球際とか空中戦だったんじゃないかなと」とその力を賞賛していた。対戦相手を唸らせるほどのプレーを見せた東福岡DF小田逸稀(3年、鹿島内定)。“赤い彗星の爆走対空戦車”こと超攻撃的左SBが、チームを初戦突破へ導く活躍を見せた。
「チーム全体も入り硬い印象で、自分もそうだったんですけど。前線がゴール決められない展開だったんですけど、自分たちDFは焦れずに前線を信じてやるだけでした」という注目SBが0-0で迎えた後半にギアを上げる。
8分、左サイドから状況判断よくグラウンダーの鋭いクロスをファーサイドのMF 高江麗央(3年)に通して決定機を演出。そして16分にはMF鍬先祐弥(3年)とのワンツーで左サイドを突破する。エンドラインギリギリから「(ボールは)浮いていたんですけど、しっかりミートすることを意識して上げました」と左足を振り切ると、ボールはFW藤井一輝(3年)の頭を経由してゴールに突き刺さった。
森重潤也監督も「とにかく先取点が欲しかったので(後半は)チーム全体として全員がアグレッシブに攻撃に行こうと話していた。その中で(小田)逸稀がそういうプレーをしたと思います」と評価した小田の積極性。これが堅い守りを見せていた東邦ゴールを破る力となった。
後半、得意の攻撃面で試合を決める仕事をしてのけ、守備面でも1対1などでさすがの強さを発揮。無失点勝利を果たしたが、それでも本人は「まだ全然初戦だったんで硬くて。50点くらいだと思います」と自己評価だった。そして「空中戦とオーバーラップ、攻撃参加」をもっともっと見せたいのだという。
身長173cmと決して長身ではないが、抜群のバネを活かした空中戦の強さは圧倒的だ。無名だった昨年度はその攻撃力と対人の強さによってブレイクする大会となったが、大会優秀選手には選出されず。「悔しかった」。今年は注目される中で連覇を果たし、自身も昨年以上にインパクトあるプレーをして、より高い評価を勝ち取ってプロの世界へ進む。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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