[MOM2024]駒澤大高DF高橋勇夢(3年)_“6年越しのリベンジ”先輩の無念晴らした主将の全国初ゴール
ゲキサカ / 2017年1月3日 20時19分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.3 全国高校選手権3回戦 山梨学院高0-4駒澤大高 駒沢]
目の前に跳ね返ってきたボールを冷静に押し込んだ。3-0で折り返した後半12分、駒澤大高(東京A)はMF長井虎之介(3年)の左CKからDF齋藤我空(1年)がDFに競り勝ち、ヘディングシュート。GKは体勢を崩しながらも必死に右足に当てたが、跳ね返りがゴール前に詰めていたDF高橋勇夢主将(3年)の胸に当たってゴールマウスに吸い込まれた。
「うちにはセットプレーで高さのある選手が4、5人いる。どこに来ても押し込める自信はある」。この日、4得点中、3得点がCKから生まれた。「トーナメントの戦いでは守備とセットプレーが大事と言われている。守備もゼロで抑えられたのは大きい。流れの中でも1点取れたし、選手権を通じて成長していると思う」。これで都大会から通じて6試合連続の完封勝利。全国でも自慢の堅守とセットプレーが通用する手応えを深めている。
都予選ではPKも含め、全4試合でゴールを決めてきた高橋。攻守でチームを支えるキャプテンだが、全国高校選手権では待望の初ゴールになった。「都予選では去年も今年も取っていたけど、全国では取っていない悔しさがあった。一つ取れて良かった」と、会心の笑みを浮かべた。
「(全国高校選手権には)去年も出たけど、同じ大会に出ている感覚はない。先輩たちがどれだけチームのために走ってくれていたのかが、ここに来て分かった。最高学年になって、キャプテンマークを巻いて、重みが違う」
キャプテンとして、高校生活最後の大会として、懸ける思いは強い。駒大高にとって2年連続3回目の選手権。初出場を果たした10年度大会の3回戦で敗れた相手が、この日対戦した山梨学院だった。もう6年も前のことだが、今の選手たちも当時の悔しさは共有していた。「1年生のときから、そのときの映像は見てきた。(0-1と)健闘しても負けた。山学に借りを返そうという思いがあった」。先輩たちの無念を晴らす“リベンジ”で前回大会の8強に並んだ。
次は同校史上初の4強を目指した戦いだ。5日の準々決勝・佐野日大戦(フクアリ)に向けて意気込む高橋は「祖母の家が千葉にあったので、正月のフクアリは個人的にもよく見に行っていた場所。しっかり勝って、(準決勝の舞台となる)埼スタへの道を切り開きたい」と、チーム一丸となってベスト8の壁を乗り越えるつもりだ。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 西山紘平)
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