[MOM2042]前橋育英MF田部井悠(2年)_目覚める“第3のストライカー”、決定力への決勝点
ゲキサカ / 2017年1月23日 11時15分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.22 群馬県高校サッカー新人大会準々決勝 前橋育英高1-0桐生一高 太田市運動公園サッカー場]
「完全に前橋育英が負けるパターンになりつつあった」
前橋育英高・山田耕介監督は冗談めかして振り返ったが、ボール支配で圧倒しながら点を取れないという流れは確かにまずかった。カウンターやセットプレーから決定機も作られており、負けパターンにハマってもおかしくない流れだった。ただ、そんな流れを一人の男の技術と創造性が吹き飛ばした。
後半30分過ぎ。選手交代を繰り返して何とか流れを引き入れようとする中で、焦りも見えてくる時間帯。実際、攻め急いだとしか思えない無謀なシュートが飛び出すなどチグハグなプレーも目立っていた。「このままいけば(前橋育英の)隙もあるかな」と桐生第一高・田野豪一監督が観ていたのも当然だろう。だが、MF田部井悠は巡ってきて好機に対して冷静だった。
「(田部井)涼は周りが見えていて気配りのできるタイプなんだけれど、悠はマイペースで自分をしっかり持っている」(山田監督)
DF渡邊泰基が入れたパスをパーフェクトコントロールで収めると、右足を一閃。巻くように蹴り出した弾道は鮮やかにゴールネットを揺らし、前橋育英にとっては待望の、桐生一にとっては絶望の決勝点となった。
今季、前橋育英が取り組むテーマはそのものズバリ、「決定力しかない」(山田監督)。ボールを持って押し込むことを目指すスタイルは曲げないが、決め切る力を追い求めていく。当然ながらFW陣にまずそれが求められることになるのだが、田部井悠が“第3のストライカー”として機能するようになっていくと、前橋育英はより怖いチームに仕上がる予感がする。
(取材・文 川端暁彦)
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連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2016
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