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日本高校選抜がGKにより求める表現力、深谷&月田は指摘された部分を改善してJリーガーに挑戦

ゲキサカ / 2017年2月7日 18時33分

日本高校選抜がGKにより求める表現力、深谷&月田は指摘された部分を改善してJリーガーに挑戦

 今年、日本高校選抜のGKコーチを務める湯田哲生コーチ(桐光学園高、17年千葉U-18GKコーチ)は7年前の経験を忘れていないという。同じくGKはコーチという立場でGK櫛引政敏やMF柴崎岳、MF宮市亮、FW赤崎秀平ら日本高校選抜メンバーと臨んだ10年のベリンツォーナ国際ユース大会は8チーム中7位。そこで感じたのはGKの表現力の重要性だったという。

「前回は何でもない、寄せればというところでやられたり、ミドルシュート1本でやられたりした。GKが伝えないといけないところだった」と湯田GKコーチ。日本人GKはまだまだ闘争心を押し出したり、味方に厳しく指摘して“相手にやらせない”という部分が足りないという。GKの技術、判断速く処理することも重要だが、味方選手をより一歩、二歩動かしてシュートやクロスを打たせないことも重要。それだけに日本高校選抜として欧州で戦うGKには「表現力を見せつけて欲しい」と期待する。

 今回の選考合宿には北信越を代表するGK深谷圭佑(帝京長岡高3年)と全国高校選手権1回戦から準決勝まで5試合連続完封を記録したGK月田啓(前橋育英高3年)が参加。だが、声の部分はまだまだで、合宿最終日にはポゼッションでの判断の遅れがミスに繋がる部分もあった。チームを動かす力も課題に。深谷は「コーチングはそこまで自分から厳しく言わない感じだった。しっかり慣れていくしか無いと思っています」と語り、月田は「自チームよりかは今回の練習は消極的になったかなというところはありますね。強く言わなければいけない部分を言わなかったり、そういうところを簡単に流してしまった」と反省した。
 
 2人のGKは今後合流する可能性のあるGK山ノ井拓己(静岡学園高3年→福岡)やGK廣末陸(青森山田高→FC東京)とのポジション争いに勝利しなければ、欧州遠征のチャンスを掴むことはできない。湯田GKコーチはJリーガー2人を深谷や月田が追い落とすくらいの意欲やプレーがあっていいと考えている。だが、そのためにはもっともっと自分を、戦う姿勢を出さなければならない。

 ゲームで自己表現することができる廣末や山ノ井との勝負。月田は「あの2人は一歩先に行っているんで負けたくないというのはありますね」と語り、深谷は「Jリーグは4年後自分が目標としているところなんで、今の段階では(廣末、山ノ井の方が)実力が上だというところは分かっているので、それに対してJリーガーの人たちにない部分を見つけて勝負しなければいけない。2人に食らいついていいもの吸収していけたらいい」と力を込めた。深谷は判断する部分、月田はハイボールの部分など自信を持っている特長がある。次回の合宿でチャンスを得られれば、2人はこの3日間で学んだことも活かして声で、技術で、判断力でJリーガーたちとのメンバー争いに挑む。

(取材・文 吉田太郎)

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