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高校生の“技術志向”に警鐘…ライバルに差を付ける正しい「カラダづくり」とは

ゲキサカ / 2017年2月16日 12時26分

スポーツトレーナーの中野ジェームズ修一氏はオフをどう過ごすかの重要性を語った

 ライバルに差をつけるのは技術だけじゃない。スキルを支えるカラダのフィットネス、コンディショニングが万全でなければ、自分の持っている技術を100%発揮することはできない。がむしゃらに鍛えればいいわけでもない。キミは自分のカラダを理解し、自分のカラダに適したトレーニングができているか? ハードな練習や試合の直後に何をするか。そこでライバルとの差はついている。

 練習時に「テックフィット」をカラダに身につけ、「アミノバイタル」をカラダに取り込む。アディダスとAJINOMOTOによる“テックフィット×アミノバイタル”は「挑めるカラダPROJECT」として、部活生が次の負けられない試合で最大限のパフォーマンスを発揮するための「明日、勝つためのルーティーン」を提唱する。

「人がやっていないことをやれ」とは、スポーツトレーナー、中野ジェームズ修一氏の言葉だ。リオデジャネイロ五輪の卓球競技でシングルス4位、団体で銅メダルを獲得した福原愛のパーソナルトレーナーを務め、箱根駅伝3連覇を達成した青山学院大陸上部をフィジカルトレーナーとして支える中野氏。さまざまな競技をさまざまなカテゴリで指導してきた経験をもとに、「カラダづくり」をテーマに今現在、部活動でサッカーに励む高校生にアドバイスをもらった。

「高校でも大学でも、そのチームの中でレギュラーになり、中心選手になっていくと、自分のことをトッププレイヤーだと勘違いしがちです。そういう選手には『自分がウサイン・ボルトのような天才かどうかを考えたほうがいい』と言うようにしています。天才は天才で、頂点の中でさらに上に行こうと努力しています。なのに、そうではない選手がみんなと同じ練習だけをして、彼らに追いつこうというのは到底無理な話です」

 単純に練習量を増やせばいいわけではない。大事なのは、常に100%のコンディションで毎日の練習に取り組むこと。当たり前のようで、当たり前のことができていない選手が多いと、中野氏は言う。

「練習はみんなやっている。フィジカルトレーニングなどの補強トレーニングもやっている。その中で差をつけるのが、練習後の過ごし方。次の日の練習をいかに100%のコンディションでこなせるかが大事になります」。前日の練習の疲労が翌日まで残っていれば、当然、練習の質は下がるし、ケガのリスクも高まる。

「疲労が完全に抜けて、コンディションが良ければ、100%の力で練習ができるのに、疲労が残っていたら80%の力でしか練習をすることができない。また次の日も疲労が残れば、今度は70%でしか練習ができないかもしれない。結果、成長曲線はより緩やかになっていきます」

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