小川航基が劇的弾! 鹿児島とドローも磐田が“抽選”でニューイヤー杯連覇を引き当てる
ゲキサカ / 2017年2月11日 16時16分
[2.11 ニューイヤー杯鹿児島R 磐田1-1鹿児島 鹿児島サ]
2017JリーグDAZNニューイヤー杯の鹿児島ラウンドは11日、鹿児島県立サッカー・ラグビー場で最終戦を行い、第2試合ではジュビロ磐田と鹿児島ユナイテッドFCが対戦した。ともに1勝1分で優勝を懸けた一戦は、1-1で引き分けに終わったが、抽選の結果、磐田がDAZNニューイヤー杯鹿児島ラウンドの王者に輝いた。
昨年のニューイヤー杯に続く連覇を狙う磐田は、4-2-3-1のシステムを採用。GK志村滉の前に右からSB櫻内渚、CB大南拓磨、CB高橋祥平、左SB中村太亮が並び、中盤の底にはMF上田康太とMF上原力也が入った。2列目はトップ下に昌平高から加入したMF針谷岳晃、右にMF松浦拓弥、左にMF松井大輔、1トップにはFW齊藤和樹が起用された。なお、MF中村俊輔やFW川又堅碁はベンチ外となっている。
地元で優勝を目指す鹿児島は、4-4-2でJ1磐田を迎え撃つ。GK山岡哲也が守護神を務め、最終ラインには右からDF水本勝成、DF上本大海、DF田中秀人、DF冨成慎司。中盤は中央にMF松下年宏とM赤尾公、右サイドにMF野嶽惇也、左サイドにMF永畑祐樹が入り、MF中原優生とMF藤本憲明が2トップを組んだ。
磐田は立ち上がりから新加入のMF針谷がよくボールに絡み、主導権を握るが、鹿児島の守備に手を焼き、攻撃のスピードを上げることができずにいた。前半38分には決定機が訪れたが、齊藤がPA右から折り返しをボールを針谷が右足トラップから反転して左足を振り抜くも、GK山岡のセーブに阻まれ、前半はゴールネットを揺らすことができなかった。
対する鹿児島は、連動した守備で冷静に対応する。攻撃時にはサイドを幅広く使い、古巣対決の上本が正確なフィードを前線に送るなど、チャンスを作った。前半25分には、藤本のスルーパスから野嶽がゴールに迫り、同41分にも野嶽がPA手前から右足を振り抜くなど、J1相手に堂々たる戦いをみせた。
後半開始から磐田は針谷と松井を下げて、MF荒木大吾とMF松本昌也をピッチに送り込む。鹿児島は、後半8分に負傷した野嶽に代えて、MF五領淳樹を投入する。互いになかなかチャンスをつかめない中、同16分に鹿児島に決定機。五領がPA手前の左から強烈なシュートを放つも、GK志村のファインセーブに阻まれ、先制点とはならなかった。
J1の意地をみせたい磐田がギアを上げる。後半17分、PA手前の右で上田の浮き球パスを胸で受けた松本が左足を振り抜くも、左ポストに嫌われる。同21分には、荒木のパスを受けた齊藤が中央へのドリブルでシュートコースを作り、右足シュートもGK山岡のセーブに遭う。同27分にも荒木の右足シュートが枠を捉えたが、GK山岡のファインセーブに阻まれ、1点が遠い。
磐田は後半24分にFW小川航基、鹿児島は同28分にFWシティチョーク・パソと互いに攻撃的な選手を入れ、得点を狙い行く。同38分、カウンターから鹿児島にチャンスが訪れるも藤本の右足シュートはGK志村のセーブに阻まれる。それでも、これで獲得した右CKから藤本が右足を振り抜き、鹿児島が先制点。試合はこのまま終了するかと思われたが、終了間際にドラマが待っていた。
後半アディショナルタイム4分、右サイドから櫻内がクロスを上げると、DF大井健太郎がヘッドで合わせるもクロスバーを直撃。こぼれ球に反応した小川航が押し込み、磐田が同点に追いつく。試合はそのまま1-1で引き分けに終わり、勝ち点、得失点差、総得点数で並んだが、主将同士の抽選の結果、磐田が優勝を引き当て、昨年に続いてニューイヤー杯鹿児島ラウンド連覇を達成した。
●2017シーズンJリーグ全クラブ練習試合
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