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南米で個の差感じた左SB舩木翔、課題改善して世界で「誰にも負けたくない」左足魅せる

ゲキサカ / 2017年3月24日 17時32分

U-20日本代表候補の左SB舩木翔

[3.8 練習試合 U-20日本代表候補 2-0 FC東京 小平]
 
 アルゼンチンで感じたのは個の差だった。DF舩木翔(C大阪)はAFC U-19選手権バーレーン2016でU-19日本代表の左SBを務めて初優勝に貢献。左サイドから中盤や前線の選手へグラウンダー、浮き球の正確なパスを配球し、質の高い左足クロスで決定機を演出した。

 アジアの戦いでは全6試合中5試合に先発。高校生ながらもチームの主軸としてポジションを守り続けた左SBは、世界へ向けてよりレベルアップすることの必要性を感じている。

 きっかけは昨年12月に行われたU-19日本代表のアルゼンチン遠征だった。「アルゼンチンに行って感じたことがやっぱり(相手の)個の能力が高く感じて、自分はあんまり対人も強い方じゃないんですけど、チームで守るとしても最後は個人で守らないといけないところが多いなと思った」。スピードやコンタクトの部分で差を感じ、相手の狡猾なプレーの前にファウルを取られるなど、相手の強さ、巧さの部分にも対応できなければならないと感じる遠征になった。

 C大阪のU-18チームからトップチームへ昇格した今年は、課題に取り組んでいる毎日だ。「今年、トップの方にも行かせてもらったりしていたんですけど、(自分は)プレースピードも遅いですし、対人のところも全然勝てない。今回のキャンプでも対人の弱さとか課題が見つかったので期間は短いですけど、(5月のU-20W杯で)呼ばれるために改善したい」。

 177cm、65kgのSBはフィジカルで相手をねじ伏せてボールを奪うタイプではない。それでも、この日は出足の速いディフェンスで相手のパスをカットしたり、素早いポジショニングでパスコースを塞ぐシーンがあった。持ち味の読みの部分も活かしながら、守備では決して穴を開けずに守り抜く。

 舩木は15年3月のサニックス杯国際ユース大会にU-17日本代表として出場。現在U-20日本代表の指揮を執る内山篤監督の下、高精度の左足クロスやFWへの正確な配球などでアピールして上の世代の代表チームに引き上げられた。

「自分は元々代表に入るものなんて持っていなかった。ここで代表入ってワールドユース(U-20W杯)で戦いたいですし、今、1次予選、2次予選と出させてもってチームは結果を残していますけれども、個人としては全然結果を残せていないので、もっとゴールとかにかかわって目に見える結果が欲しい」

 昨年は高校年代最高峰のリーグ戦である高円宮杯プレミアリーグWESTで左SBながら得点ランキング4位の10得点。「誰にも負けたくない」という左足を最大の武器に駆け上がってきたSBが、U-20日本代表でのポジションを死守し、世界では抜群の左足で結果も求めて躍動する。

(取材・文 吉田太郎)
●U-20W杯韓国2017特集ページ

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