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かつての仲間の背を追って…桐光学園出身ルーキー、立命館大FW鈴木太我がデビュー戦で決勝点!

ゲキサカ / 2017年3月23日 15時21分

大学デビュー戦で決勝点という結果を残した鈴木

[3.22 第67回京都学生選手権大会準決勝 立命館大1-0京都大 立命館大原谷G]

 京都の大学No.1を決める第67回京都学生サッカー選手権大会の準決勝が22日に行われ、立命館大と京都大が対戦。後半38分に奪ったFW鈴木太我(新1年=桐光学園高)のゴールにより、立命館大が勝利し、26日に行われる決勝進出を決めた。

 並々ならぬ思いで大学サッカーの世界に身を投じたストライカーが、デビュー戦で結果を残した。序盤から地力で上回る立命が、持ち味であるパス回しで試合の主導権を握ると、MF中野匠(新4年=広島ユース)とMF鷺原拓也(新2年=大分U-18)の両翼からチャンスを演出。

 前半12分には、相手DF裏に落ちたロングボールに中野が反応し、ゴール前へ抜け出したが、GK山谷浩介(新4年=近大附和歌山高)の好セーブに阻まれた。以降も立命が見せ場を作りながら、フィニッシュの精度を欠いたため、主将のDF山崎康太(新4年=湘南高)を中心にゴール前を固めた京大の守備を崩せない。

 両者、無得点のまま前半を終えたが、立命大としては「想定内の展開。こういう展開になるのは分かっていた」(米田隆監督)と慌てた様子は見られない。「引いてこられるのは分かっていたけど、ロングボールではなく、僕たちのスタイルである足元で繋ぐサッカーを徹底しようと考えていた。なかなかゴールが奪えず、焦りもあったけど、いつか入るだろうと思っていた」(MF清水航輔、新4年=京都U-18)と後半もやり方は変えずに、じっくりと京大ゴールを目指した。

 一方で、守備は突破力で秀でた京大のレフティーFW吉田翔太(新3年=洲本高)のドリブルにかき回される場面もあったが、DF小松拓幹(新2年=阪南大高)を中心に冷静に対処し、無失点を維持。残り30分を切ってからはFW延祐太(新1年=JFAアカデミー)と鈴木をピッチに送り込み、攻撃のギアを上げた。

 「2月以降、新1年生が非常に持ち味を出してくれたし、それを遺憾なく発揮する心の強さも見せてくれた。結果の出し方も含めて、試合に出てもおかしくない状況だった」。米田監督がそう評するルーキー2人の投入はすぐさま成果として現れ、後半38分に左サイドから、MF山田泰暉(新3年=一条高)が送ったパスがPA内で混戦になると、自らの下にこぼれたボールを鈴木が冷静に決めて、先制に成功。この1点が決勝点となり、立命が勝利を手にした。

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