1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

【動画】怖い、痛い、嫌い?それでも必要なヘディング練習、秋田氏が流通経済大で伝えたこと

ゲキサカ / 2017年3月24日 18時27分

『秋田豊氏による特別トレーニング』
「DFを外しクロスからゴールを奪う」コツとは?#アディダス #流経大式トレーニング #流通経済大学 #METHOD #ゲキサカ #動画 pic.twitter.com/jDpc1qFY15— ゲキサカ (@gekisaka) 2017年3月24日

 大学サッカー界に常に一石を投じる存在。それこそが流通経済大だ。中野雄二監督の就任から今年が20年目。歴史ある名門大学と肩を並べ、ピッチ内外問わず挑戦を続ける。「生きていくというのはどういうことか、スポーツを、サッカーを通じて学んでほしい」と語る指揮官の下、流通経済大の“メソッド”は創られている。

 全国から実力者たちが集まる流通経済大だが、中野監督は「ここはプロの養成所ではない」と学生たちに繰り返し話している。この20年で90名以上のプロ選手を輩出しているが、「人として成長するから、サッカーの素質が自ずと開花するだけ」と言う。「生きていくというのがどういうことかをスポーツを通じて学ばせないといけない。サッカー部という組織のなかで、自身の立ち位置や責任、自分の役割を感じさせるのがスポーツの意味」。サッカー選手を育てるというよりも、全寮制のなかで200名超の部員一人ひとりと真摯に向き合い、人としてあるべき姿を指南している。

 日々の練習では、様々な仕掛けを持って選手たちに“化学反応”を起こす。大平正軌コーチが「普段の練習のなかでも刺激や思考の変化というのは大事」と説明するとおり、現在では元日本代表DFの秋田豊氏が“特別コーチ”として月に一度ほど指導を行っている。

「俺なんかは能力がなかった選手で、ただ下手で、何もなく、強みはヘディングだけだった。足は遅いし、キックやパスの精度も悪いし、ポゼッションもできない。でも、そんな選手が日本代表に入って、W杯に出たんだよ? ということは自分次第で変われるということ」

「何かを教わったならば、あとは自分たち次第。それは何においてもそう。自分が知ったことや言われたこと、見たこと、感じたことを自分に取り入れて、いかにして変わっていこうと日々トレーニングするか」。そう話す秋田氏の指導は、サッカー選手としてだけでなく、人としてどうあるべきかを学ぶ機会にもなっているようだ。

 秋田氏によるトレーニングは、ヘディングの“基準作り”から始まった。「ほとんどの選手が『ヘディングの練習かよ』と思ったはず。それが当たり前。頭に当てるのはすごく嫌なことだし、顔の近くで怖いし、痛い。でも、結果が出てくることによって、ヘディングへの意識は変わってくる。そこを変えるところまでいきたい」と、その意図を説明する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください