1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[プレミアリーグEAST]「がっかりした」「戦っていない」の言葉に発奮。青森山田が後半3発で大宮ユース撃破

ゲキサカ / 2017年4月22日 23時1分

 大宮もFW奥抜侃志やFW吉永昇偉が青森山田DF陣の背後のスペースを突こうとするが、攻撃はやや中央に偏り、経験値豊富なCB小山内慎一郎主将と成長株のCB蓑田広大、終始安定していたGK坪歩夢中心に守る青森山田守備陣からチャンスの数を増やすことができない。

 逆に青森山田は18分に檀崎の左クロスから中村の放ったスライディングシュートと20分に中村の落としから郷家の放った右足シュートが立て続けにゴールマウスを直撃。28分には堀の左足シュートがクロスバーを叩いた。

 大宮はGK宮崎浩太朗中心に1点差のまま粘ったが28分、青森山田は再び佐々木の突破から中村が左足ダイレクトでゴール左隅へ流し込んで2-0。大塚監督が「後半相手がパワー掛けてくる。それは想定内のことだったんですけれども、パワーを掛けられた時に対応するパワー、エネルギーがまだ自分達には足りなかった」と評した大宮は、食らいつくことができない。青森山田は33分にも堀の右FKを郷家が頭で合わせて3点目。郷家が「10チームの中で一番弱いと言われ続けて自分達は正直悔しい気持ちになっているんですけど、それをみんな逆手に取ってパワーに変えている」という青森山田が2連勝を飾った。

 黒田監督は快勝にも「まだまだ」の評価。そして「油断すること無く、驕らず、謙虚に一秒とか、一瞬とか1プレーというものに泣く世界だから、そこから流れが変わることもあるだろうし、それがここからのテーマにもなってくるだろうし、そこを特に強調して厳しく言っていきたい」と高校選抜監督時と同様に一瞬や1プレーの大事さを説いていた。昨年度の2冠王者は先を見すぎること無く、今は謙虚に目の前の試合一つひとつを積み上げていくこと。昨年以上に選手間ミーティングを重ねているという青森山田は今冬も頂点で笑うことのできるチーム、そして一瞬、1プレーで差をつけるチームになる。

(取材・文 吉田太郎)●2017 プレミアリーグEAST

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください