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木山監督があの“男泣き”から5か月ぶりニンスタ見参「我々の完敗。愛媛ファンにおめでとうと言いたい」

ゲキサカ / 2017年4月30日 13時0分

昨季まで2シーズン愛媛を指揮していた木山隆之監督

[4.29 J2第10節 愛媛2-0山形 ニンスタ]

 特別な一戦はホロ苦い結果に終わった。「愛媛が全てにおいて上回っていたのが現実」。モンテディオ山形の木山隆之監督は自身が昨季まで育て上げたチームに対し、完敗を認めた。

 木山監督は2015年から2シーズンにわたって愛媛FCを指揮。就任1年目にはいきなりクラブ史上最高の5位に食い込み、J1昇格プレーオフ進出を果たした。しかし、2年目の昨季は昇格争いに絡めず、同シーズン限りでの退任を発表。愛媛での2年間を「大きな財産」と語った指揮官は、最終節の町田戦後に行われたセレモニーでは涙も見せていた。

 ニンジニアスタジアムに訪れるのは、その“男泣き”以来、約5か月ぶり。試合前のインタビューでは「天気もいいし、頑張りたいです」と愛媛への想いを隠すようにドライに話した木山監督だが、この一戦に懸ける気持ちは自チームの戦いからも見て取れた。

 山形は開幕から一貫して採用していた3-4-2-1から、アンカーにMF本田拓也、インサイドハーフにMF風間宏希とMF中村駿を据えた3-3-2-2の新布陣に変更。木山監督は特徴を知り尽くす愛媛に対し、対策を施して臨んだ。しかし、元恩師に成長を見せたい愛媛の選手たちが序盤から球際の攻防で優位に立つと、前半の2ゴールを守り切って2-0で勝利。GK児玉剛、DF茂木力也、MF瀬沼優司、FW阪野豊史ら先発メンバーに加え、木山監督や青野慎也コーチも含めた6人の元同僚に対し、愛媛が意地を見せる形となった。

 木山監督は試合後、「完敗だった思います。愛媛の方が全てにおいて上回っていたのが現実」と昨季までの教え子たちを称賛。また、ポゼッションの割に得点数が伸びないチーム状況に関し、「フィニッシュに行く以前の問題で動き出しが少なかったり、ボール回しが遅かったり、厳しいところに入っていく意識が低かったりだと思う。フィニッシュ以前にそこまであまり行けていない」と問題点を挙げた。

 続けて「愛媛のファンの人たちは良い日になったと思うし、おめでとうございますと言いたい」と古巣サポーターにメッセージを送った木山監督。最後に「僕たちも挑戦を始めたばかりで、今日は完敗してしまいましたけど、また強くなっていけるように頑張りたいと思います」とチームの成長を誓った。

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