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[プリンスリーグ四国]復帰組の徳島北が初勝利!香川西の千葉内定MF本田は「自分の良さが全然出なかった」

ゲキサカ / 2017年5月1日 14時34分

MF池田匡志の2点目を喜ぶ徳島北イレブン

[4.29 高円宮杯プリンスリーグ四国第4節 徳島北高 2-0 香川西高 徳島スポーツビレッジ]

 高円宮杯U-18プリンスリーグ四国は29日に第4節を開催。徳島北高(徳島)と香川西高(香川)の一戦は、後半に2点を奪った徳島北が2-0で勝利した。

 インターハイに向けて弾みのつく一勝となった。2年ぶりのプリンスリーグ四国に挑む徳島北は、開幕戦こそ明徳義塾高と接戦を繰り広げ、勝ち点1を手にしたが、第2節の愛媛U-18戦は0-2で敗戦。前節の徳島ユース戦は0-4と大敗した。初勝利を目指した今節は、「まずは先取点を取りにいこうと話していた」(佐藤城介監督)が、前半の流れは香川西。前半21分、ハーフウェーライン右からロングシュートを放つなど、「前を向いて、できるだけシュートを打とうと意識していた」というFW高木慎也(3年)や、MF西村宙(3年)の仕掛けに苦しむ場面が続いた。

 ただ、「予想していたよりも、空中戦もセカンドボールも拾えていた」と佐藤監督が振り返ったように、香川西の十八番であるロングボールから2次攻撃に対しては上手く対応。奪ってから素早くMF宮崎俊哉(3年)とMF小林竜來(2年)の両翼に繋ぎ、香川西ゴールに迫ったが、スコアレスで前半を終えた。

 試合が動いたのは後半3分。左CKがゴール前に上がると、FW久米川直也(2年)がジャンプで反応。PA中央に落ちたボールを、MF扶川怜央(3年)が左足で叩き込み、徳島北が先制した。「練習していた通りにボールが来て、良い形でシュートが打てた」と扶川が振り返る一撃で勢いに乗った徳島北に対し、香川西は後半に入ってからも攻撃のギアが上がらず。

 前日に千葉入団内定が発表されたMF本田功輝(3年)を後半開始とともに投入し、1点を奪いに出たが、思い通りにボールが入らない。本田自身も「今日は自分の良さが全然出なかったので、ちょっと情けなかった。今日はちょっとヒートアップしすぎていた。自分の中で気持ちのコントロールが出来ていなかった」と反省の弁を口にしたように、気持ちが空回りし、相手に突破を拒まれる場面が続いた。

 1-0のまま試合が終わるかと思われた40分、徳島北に再びチャンスが到れた。右サイドを抜け出したMF富士智樹(2年)がゴール前にパスを配球。中央で反応したMF池田匡志(3年)が「あのシュートは素晴らしかった」と敵将である大浦恭敬監督も認めるほどの一撃を決めて、勝負あり。2-0で徳島北が今季、初白星を手にした。

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