[MOM435]桐蔭横浜大DF八戸雄太(4年)_浮上の鍵握る頼れるCB、鋭い読みで専大完封
ゲキサカ / 2017年5月24日 11時36分
[4.30 第91回関東大学1部L第2節 専修大0-0桐蔭横浜大 夢の島]
頼れるCBが目標であった“ゼロ”に抑えた。桐蔭横浜大は専修大とスコアレスドロー。今季初勝利はならなかったものの、勝ち点1を手に入れた。チームとして失点ゼロを意識して臨んだ一戦。CB八戸雄太(4年=青森山田高)はやるべきことを果たした。
今季の桐蔭横浜大はFW石川大地(4年=水戸啓明高)やFW鈴木国友(4年=相洋高)、MFイサカ・ゼイン(2年=桐光学園高)やFW浅川隼人(4年=八千代高)。ルーキーのMF鳥海芳樹(1年=桐光学園高)など前線に実力者が揃っている。
守備陣にも経験豊富なGK田中雄大(4年=青森山田高)らがいるものの、八城修監督が「天皇杯予選から2点以上は入っていたので、失点を少なくすることが課題だった」と話したように、ささやかな“問題”を抱えていた。そして迎えた第2節・専修大戦。「失点ゼロ」をチームとして意識するなかCB八戸が奮闘した。
前半42分には相手右クロスからゴール前へ詰められたが、寸前で難なくクリア。試合を通じて11本ものCKを与えたが、いずれも相手のシュートコースを消す的確なポジショニングと身体を張った守備で、決定的な仕事は許さなかった。相方のDF眞鍋旭輝(2年=大津高)と最終ラインからチームを盛り立て、最後まで集中力を切らさず。0-0で試合を締めた。
指揮官は「(失点)ゼロでいったなかで、あの2人の働きは大きい」と眞鍋と八戸の両CBを労うと、「特に今日は八戸は非常に良かったと思います。チームを鼓舞するところもそうですし、気が利いたカバーリングとか、相手が点を取りたいところにしっかりいって、1対1でも勝っていたので。相手の中山(克広)君もいい選手ですがしっかりと対応していたので良かった」と称えた。
本人は「前は点を取ってくれる選手たちがいるので、後ろの旭輝(眞鍋)とゼロで抑えることを意識してやりました」と話しつつも、「今後への自信にはなりましたけど、他の人も意識してやっていたので、そのおかげだと思います」と謙虚にコメント。「連戦が続くので次は勝ち点3を目指してやっていきたいです」とすぐに視線を先へ向ける。
とはいえ、この日の試合では後悔もある様子。後半16分には石川の左CKからニアサイドへ飛び込んだフリーの八戸がヘディングシュートを放ったが惜しくもクロスバー上へ外れていた。振り返ったDFは「悔しいです。あれを決めていたらヒーローだったし、一番悔いが残る。実際にあれは決められたと思います」と唇を噛む。
失点ゼロで試合を終え、今季初の勝ち点1を手にしたものの、本当に欲しいのは勝ち点3。昨季の桐蔭横浜大は夏の大学日本一決定戦・総理大臣杯へ初出場を果たすと、全国4強入りの快進撃をみせた。今季もそれに続くブレイクを果たしたいところ。まずはリーグ1勝目を手に入れ、流れを変えたい。
八戸は「今年は監督も優勝を狙っていると言っていたので、自分たちもそれを目標に始動しました。自分は優勝に貢献すること。それとインカレにまだ出場できていないので、そこに貢献したい。全試合に出場したい」と強く誓う。点取れる選手を多く擁する桐蔭横浜大。後方の八戸ら守備陣の奮闘が浮上の鍵となるはずだ。
(取材・文 片岡涼)
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