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[MOM2112]静岡学園FW松村優太(1年)_縦へ抜いて、さらに横へ抜いての圧巻ゴール

ゲキサカ / 2017年5月13日 10時24分

静岡学園高FW松村優太

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.30 Rookie League A Group第2節 帝京三高 0-3 静岡学園高 時之栖裾野G]

 2-0の後半31分にFW松村優太が決めたゴールは静岡学園高のチームスタッフも、反応に困るような一撃だった。右サイドで前を向くと、スピードを活かした縦への動きでDFを振り切って一気にPAへ。そこから角度を変えて中央へカットインした背番号11は、さらにDFとGKを振り切って左足シュートをねじ込んだ。

 山梨の強豪・帝京三のゴールを縦、横へのドリブルによって、一人でこじ開けたスーパーゴール。どこかで出すと思われたパスを出すことなく、一人でシュートまで打ち切って決めた松村は「前向きにボールもらったらゴール向いて仕掛けるのが自分の特長だと思っているので、決められて良かったと思います。ここ数日自分のコンディションもいいし、ゴールを狙ってのドリブルは自分の特長でもありますし、これからもやっていきたい」と笑顔を見せた。

 この日は前半に2点目をアシストして1ゴール1アシスト。初戦も含めてシュートへ持ち込むシーンも多かった。得点を挙げることにも自信を持っているドリブラーは「自分で抜いていくことによってチームが勝てたら嬉しいし、得点生まれたらもちろん嬉しいので自分でも追求していきたい」と力を込めた。

 大阪府の東淀川FCから静岡学園へ進学。14年度の全国高校選手権8強時のエースで現在全日本大学選抜に名を連ねるMF名古新太郎(現順天堂大)と同じルートを歩んでいる。「名古先輩の活躍は聞いていたし、自分も行きたいと思ったし、名古先輩を越えられるようにしたい。大会で全国優勝などを狙っていくのはもちろんですけど、どこでも、どんな相手でも通用するような選手になりたい」。この日驚きのゴールを決めたFWはどの相手でもドリブルで打開し、ゴールを決め、チームの勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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