[MOM2110]鹿島ユースFW金澤蓮(3年)_「心の成長」誓うFWが先制点と走りで勝利に貢献
ゲキサカ / 2017年5月6日 21時48分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.6 高円宮杯プレミアリーグEAST第5節 横浜FMユース 0-2 鹿島ユース 保土ヶ谷]
貴重な先制点を決めたことよりも、チームのために走り続けて勝てたことが嬉しかった。鹿島アントラーズユースのFW金澤蓮は前半7分、左SB荒川弘大朗の右FKをファーサイドでマークを外してヘディングシュート。「先制点が非常に大事になると思っていた。マリノスさんも、ウチもそういう気持ちでいたので、あの時間帯に取れたのは大きかったと思います」という1点を自らの頭で叩き出した。
開幕戦以来となるゴールを決めたFWはその後も前線でよくボールを収め、後半3分には右スローインからしっかりとボールを収めて決定的な右足シュートを打ち込んだ。これは横浜FMユースGK中村涼のファインセーブに阻まれたが、熊谷浩二監督も拍手を送ったプレー。そして本人はこの日気温25度を記録した暑さの中でチームのために守備に、攻撃にと走り続けていた。
もっとチームのために走らなければいけないという思いはある。それでも、最後まで走りきって勝利に貢献できたことについては「点取ることだったり、ボールを収めたりすることも大事なんですけど、まずはチームのために走ることだったり、チームが助かることを意識しているので、そういうところがプレーに出ているのは良かったと思います」と笑顔を見せていた。
近年、FW鈴木優磨やFW垣田裕暉(現金沢)というFWがユースチームからトップチームへ昇格。「鈴木優磨選手だったりトップチームに昇格するだけでなくて活躍しているので刺激受けますし、自分もそれに追いついて越していけるように頑張っていきたい」と話す金澤は彼らに続く存在になることを目指している。そのために課題としているのは「心の成長」だ。「心の部分が課題だと思っている。それを改善していかないとトップチームに上がっていくことは難しいと思っているので、プレーの内容を良くするのもそうですけど心の部分を良くしていきたい」
より、気持ちの部分をコントロールできるように試合だけでなく、日常からも意識。この日は我慢強く戦い抜くことができたが、それを毎試合続けて、持ち味の前線での強さやゴール、走り続けることでチームに貢献できるFWになる。
(取材・文 吉田太郎)●2017 プレミアリーグEAST
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