U-20W杯代表DF藤谷が逆転導くクロス2発! 神戸が甲府に逆転で4連勝&首位キープ
ゲキサカ / 2017年5月10日 21時29分
[5.10 ルヴァン杯グループリーグ第5節 神戸2-1甲府 ノエスタ]
ヴィッセル神戸がホームでヴァンフォーレ甲府に2-1で勝利した。前半24分に先制を許したが、DF藤谷壮の右足のキックを起点に2ゴールを奪って逆転。4連勝でグループ首位をキープし、決勝トーナメント進出に大きく前進した。
神戸は直近のリーグ戦から先発5人を変更。21歳以下の選手としてMF中坂勇哉(19)と、U-20W杯メンバーに選出されている藤谷(19)がスタメンに入った。対する甲府の変更は、DF新里亮を除く10人。2種登録のMF入間川景太(17)がU-21枠でスタメン起用された。
立ち上がりからホームの神戸が試合を優勢に進めていたが、先制したのはアウェーの甲府。前半24分、右CKからMF橋爪勇樹が右足でアウトスイングのクロスを送り、ファーからPA内中央に飛び込んだDF土屋征夫がMF高橋秀人に競り勝ってヘディングシュートを放つと、GKキム・スンギュの手に当たったボールがゴール右に決まった。
42歳のベテラン土屋の得点で先制した甲府に対し、神戸のネルシーニョ監督は前半32分に早くも動く。MF三原雅俊を下げてFW田中順也を投入し、最前線に据えた。
すると前半43分に神戸が同点に追いつく。右サイドに開いてフリーでパスを受けた藤谷が入間川との1対1を迎えると、一気にスピードアップして置き去りにし、PA右外から右足でクロスを供給。ニアのMF小林成豪が右足のボレーで押し込み、前半は1-1で折り返した。
後半も攻勢をかける神戸。後半24分に右サイドの藤谷が右足で浮き球のボールを送ると、PA内右の田中が落とし、中坂が右足を振り抜く。目の前の田中に当たってコースが変わったシュートがゴール左に決まり、逆転に成功した。当初は中坂の得点とも思われたが、公式記録は田中のゴール。これが決勝点となり、神戸が2-1で競り勝った。
今月20日から韓国で開催されるU-20W杯に出場する藤谷は、11日から静岡県内で行われる合宿に参加するため、この試合を最後に一旦チームを離れる。逆転勝利を置き土産に世界の大舞台に挑む19歳DFは、試合後のインタビューで「優勝を目指して頑張ってくるので、応援よろしくお願いします」と、ホームのサポーターに力強く宣言した。
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