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202日ぶり黒星、筑波大DF鈴木大誠「自分はジャメにぶっちぎられるし、単純にそういうこと」

ゲキサカ / 2017年5月11日 12時40分

試合終了のホイッスル、悔しさ見せるDF鈴木大誠

[5.6 第91回関東大学1部L 流通経済大3-1筑波大 たつのこ]

 悔しさを滲ませるというよりも、さばさばとした表情だった。筑波大は6日に行われた関東大学リーグ第4節・流通経済大戦で1-3の敗戦。退場者を出して数的不利な状況下、“茨城ダービー”で黒星を喫した。昨冬の全日本大学選手権から公式戦10連勝中の筑波大だったが、昨年10月16日に行われた関東大学リーグ第18節・順天堂大戦(0-1)以来となる202日ぶりの黒星を喫した。

 試合後、筑波大のCB鈴木大誠(3年=星稜高)は「負けるべくして負けました。どこかで負けるやろうなとは思っていて、こんな感じで負けて。流通経済大というライバル相手というのもあり、ショックは大きいですけど、今の自分はこんなものだろうと。力がないというのもわかったし、一人少なくなったら、自分はジャメ(ジャーメイン)にもぶっちぎられるし、単純にそういうことです」と結果を受け入れた。

 前半終了間際にDF小笠原佳祐(3年=東福岡高)との競り合いから獲得したPKをFWジャーメイン良(4年=流通経済大柏高)に決められ、1点を追う展開となった。さらに後半開始3分にはMF三笘薫(2年=川崎F U-18)が二枚目の警告を受けて退場。数的不利に追い込まれた。この時点で「相手が前を狙うのをやめて、横につないできたのでプレスをかければ、残り5分までに1-1に持っていける」と感じていた鈴木大だったが、この思いが裏目に出た。

 後半13分にカウンターから2失点目を喫し、後半37分には3失点目。ハーフウェーライン付近でこぼれたボール。前のめりになった鈴木大が落下点を見誤り、ジャーメインにかっさらわれた。圧巻のスピードで一瞬にして置き去りにされ、左足シュートを決められた。筑波のCBは「単純にボールの落下点を見誤りました。先にボールに触られた瞬間に“あぁ、終わった”と思いました。仕方ないです」と唇を噛む。

 悔しさもあるようだが「前からプレスをかけたら残り5分までには1-1にできるという頭があって、それで見誤ってやられたので。あそこがジャメの凄さなんやろうなと思いながら、ショックでしたけど、自分のなかでは納得できるやられ方でした」と自らに言い聞かせるように話した。

 試合前には「ジャーメインだったら、全日本にも選ばれているし、今日も楽しみ」と思っていたというが、悔しい結果。「自分がボールへの反応が悪くって、ジャメにやられて。ジャメがスピードあるのはわかってる。でも自分がゴール側から守れていないという事実があるし、“あぁ、自分は力ないな”という感じです」と肩を落とす。

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