[プリンスリーグ東北]山形ユースが退場者出しながらも、仙台ユースの猛攻凌いで「ユースみちのくダービー」制す
ゲキサカ / 2017年5月14日 8時11分
[5.13 高円宮杯プリンスリーグ東北第7節 山形ユース 1-0 仙台ユース 東陽の里公園東陽G]
13日、山形県白鷹町の東陽の里公園東陽グランド(山形県フットボールセンター)にてプリンスリーグ東北第7節が行われ、モンテディオ山形ユース(山形)とベガルタ仙台ユース(宮城)が対戦した。ユース年代の「みちのくダービー」ということで、山形側はサポーターが、仙台側もベンチ外の選手が熱い応援を繰り広げ、雨が降りしきる肌寒い天候ではあったが、熱気あふれる試合となった。
山形ユースは第1節で仙台育英高、第2節で盛岡商高にいずれも引き分けたものの、それ以後4連勝で第6節終了時点で2位につけていた。一方の仙台ユースは開幕から4連勝していたが、その後遠野高、盛岡商と岩手県勢に連敗。前半戦での思わぬ連敗に、盛岡商戦直後はユース所属選手全員で緊急ミーティングを行うなど危機感を持ってこの試合に臨んだ。
立ち上がりペースを握ったのは山形ユース。4月にトップチーム2種登録されたFW鈴木朝日(3年)が4分にファーストシュートを放ち、続く5分には鈴木のクロスからMF川俣大(2年)のシュートが惜しくもゴール右にそれた。
一方の仙台ユースも13分FW荒井秀賀(3年)がGKの位置を冷静に見てミドルシュートを放ったが、山形ユースGK高山颯斗(3年)がパンチングでかき出した。続くCKではFW菅原龍之助(2年)のシュートがポストを叩いた。21分には山形ユースのU-15日本代表DF半田陸(1年)が右サイドから駆け上がってミドルシュートを放ったが、クロスバーを叩いた。互いに決定機はあったが決めきれず、0-0で前半を終えた。
後半に入ると、山形ユースの鈴木が積極的にシュートを狙い、10分にはCKからファーサイドにいた鈴木がシュートを放つが、仙台ユースGK小田垣皓己(2年)がはじき返した。そして19分、DFライン背後に抜け出した鈴木がシュート。GKとDFが交錯したこぼれ球を拾ったのはMF仲嶋翔太(3年)。「朝日がシュートを打ってこぼれてくるかな、と思ったら予想通りだったので、あとは流し込むだけでした」と語ったシュートはポストに当たってゴールへと吸い込まれ、山形ユースが先制した。
しかし、その直後の24分、山形ユースMF樋口蓮(3年)が警告を連続で受けて退場となってしまう。それでも、「あまり前に飛び込まずゴール前を固めろ、と監督から指示があったので、最後までゴール前を防ぐことができました」と山形ユースGK高山が語った通り、自陣ゴール前に人数をかけて仙台ユースの猛攻をはね返し続けた。最後まで体を張った守りを見せた山形ユースが1-0で勝利した。
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