熊本が場内騒然の先制点も…指宿の同点弾で千葉がドローに持ち込む
ゲキサカ / 2017年5月21日 18時59分
[5.21 J2第15節 千葉1-1熊本 フクアリ]
J2リーグは21日、第15節を各地で行った。フクダ電子アリーナではジェフユナイテッド千葉とロアッソ熊本が対戦し、1-1で引き分けに終わった。
前半はボール支配率70%と千葉が主導権を握った。17分に右クロスのこぼれ球をMF熊谷アンドリュー、20分に左からカットインしたMF清武功暉がミドルシュートを浴びせるが、GK野村政孝のセーブに阻まれる。さらにFW指宿洋史がPA内で強引にキープしてシュートまで持ち込むなど、存在感を示したが、前半はスコアレスに終わった。
対する熊本は耐える時間が続いた。それでも終盤にチャンスが訪れ、前半39分にMF村上巧の右CKからMF齋藤恵太がヘディングシュートもMFアランダにライン上でブロックされる。45分には、浮き球パスに競り勝ったFWグスタボがPA手前から左足を振り抜く。決まったかと思われたが、GK佐藤優也がわずかに触っており、クロスバーに嫌われた。
前半のいい時間帯に先制できなかった千葉はハーフタイムで2枚替え。アランダとFW船山貴之を下げてMF町田也真人とFW菅嶋弘希を投入する。3分には、左サイドから清武がクロスを上げ、GK野村が弾いたボールを指宿が受けたが、右足シュートはカバーに戻ったDF片山奨典のブロックに遭った。
試合は思わぬ形で動く。熊本は後半5分、千葉のスローインから清武が後方に蹴ったボールにグスタボが反応。GKとの1対1の状況からグスタボがGK佐藤の股下を抜き、先制のゴールネットを揺らした。この場面で、清武ではなく熊本のパスと判断した副審がフラッグを上げ、足を止めた選手が多くいた。しかし主審がプレー続行を判断し、得点も認められた。
千葉の選手が抗議し、場内騒然の中、試合再開。追加点を狙いに行く熊本は後半27分、カウンターからグスタボのスルーパスで抜け出したMF林祥太がチップキックでシューを放つが左ポストを直撃。すると、終盤にかけて攻勢を強めた千葉が38分に同点に追いつく。町田の浮き球パスを指宿がPA内で受け、相手を背負いながら反転シュートをゴール右に流し込んだ。
これで息を吹き返した千葉は、指宿を中心にゴールに迫るが、あと一歩及ばず、1-1のままタイムアップ。フアン・エスナイデル監督もベンチで悔しさを露わにした。
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