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[関東]入学早々レギュラー掴んだ法大DF森岡陸、「過信があった」磐田トップ昇格逃した挫折

ゲキサカ / 2017年5月24日 4時2分

法政大DF森岡陸は1年生ながら第2節からレギュラーとして試合に出続けている

[5.21 関東大学サッカーリーグ1部第6節 法政大1-2専修大 味スタ西]

 夏の近づきを感じさせるには十分なほどの日差しが照りつけていた。法政大は1-2で逆転負けを喫し、連勝が3でストップした。

 試合後には30分ほどをかけてミーティングが行われていた。「こういう暑い時にどれだけ走れるか。(長山一也)監督も言っていたんですけど、一番こういう試合を勝っていかないといけない」。1年生で早くもレギュラーポジションを掴むDF森岡陸は、「自分たちは後半、毎回悪くなってしまう。しっかりやろうと話していたが、弱さが出てしまった」と反省した。

 森岡はジュビロ磐田U-18出身。昨年は同チームで主将を務め、トップチームにも2種登録されていた。16年1月にはU-18日本代表としてロシア遠征を経験。ただ昇格も噂されていた森岡に吉報が舞い込むことはなかった。「上がれると言われていたけど、自分におごりがあった。今考えると過信があったと思う」。

 これまで世代別代表を多く経験してきた森岡にとっては挫折でもあった。現在韓国で開催されているU-20W杯に出場するDF冨安健洋(福岡)やDF舩木翔(C大阪)は、長年しのぎを削ってきたメンバー。「僕らの代はみんな仲がいい」と誇らしげに話すが、森岡以外のほとんどのメンバーはトップチーム昇格を勝ち取った。

「自分は対人のプレーは得意なんですけど、ビルドアップの部分でまだまだ。昨年、名波(浩)監督からキックを教えてもらったのですが、課題があります。その点、中山雄太君(柏)とかトミ(冨安)はビルドアップが出来る。そこが自分には足りないなと感じています。俺らの代で代表に入っていた選手はみんなトップに上がった。俺だけ上がってないということは何かが足りないと思い知らされた。もっともっとやらないといけないということだと思います」

 昇格が見送られた森岡には複数の大学からオファーが舞い込んだが、「何より監督に熱があった。絶対に上手くなると思った」と法政大への進学を決めた。「高校の時はキャプテンだからということもあって、下級生が準備しているところなどを上から見ていた。そういう日頃の行いが必ず試合に出る。今はまた1年生になったので、仕事をしっかりやろうと決めている。そういうところからしっかりやったら変わってくると思う。それが大学に入ってから試み始めているところです」。

 磐田への思いはチームを離れても強いものを持っている。先週19日には1学年後輩のMF伊藤洋輝のトップチーム昇格が発表された。「あいつはスーパーなんで。強気で天狗なところもあるけど、やるときは本当にやる。常に自分に自信を持っているところがすごい。自分もそれくらい自信を持たないとと思わせてくれる選手です」。

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