[MOM2124]成立学園MF菅原克海(3年)_「チームのために戦える男」。目立たなくても大事な存在に
ゲキサカ / 2017年5月24日 13時57分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.21 全国高校総体東京都予選1次予選2回戦 成立学園高 2-1 大成高 駒沢第2]
「とてもチームのために戦える男です」。成立学園高の宮内聡監督は派手さこそないものの、ボランチの位置で常に役割を全うする背番号6についてそう説明する。
気温30度を越えたこの日も「チームのために戦える男」MF菅原克海(3年)のプレーはブレなかった。「みんなより走って、動いて、セカンドボールとか球際で勝って、マイボールにしてリズムよく回す」。運動量を持って献身的に守備する部分やゲームメークなど、自分が掲げているテーマを一つひとつ丁寧にやり通していた。
前半、チームはボールを保持していたものの、全体的に裏への動きが少なく、チャンスの数を増やせずに0-1で終了。だが、この時点で成立学園に“走らされた” 大成高の疲労を菅原は感じ取っていた。「(肩で息をしているような選手がいることを)感じました。絶対に焦れずにやり続ければ間空いてくるからと話していました」。後半も菅原は焦れずにボールサイドへ寄ってパスを引き出し、さばいてを繰り返していく。
そして12分に同点ゴールが生まれた後も攻め急ぐことなく、MF鈴木皓(3年)とともに徹底してボールを左右へ動かし続けた。相手選手が次々と足を攣らせる中でも運動量を落とさずにゲームをコントロールしていた菅原らの奮闘もあってチームは後半37分に決勝点。菅原は「いつもよりはあんまりセカンドボールとかあんまり拾えていなかったというイメージがあるので、次回もっと突き詰めてやっていかないといけない」と課題を口にしていたが、チームの初戦突破に大きく貢献した。
「支える中心になって、プレー的に陰で支えるみたいな感じですけど、大事な存在になりたいです」。試合を決めることもできる鈴木には「自由にやっていいから。オレがバランス取るからと」伝えているのだという。パートナーを活かしながら、自分自身はチームが勝つために今後も戦い、自身の役割を全力で果たす。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017
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