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神村のエース番号14、キャプテンマーク託された注目FW高橋大悟、直接CK弾決めて悲願の全国王手

ゲキサカ / 2017年5月26日 22時58分

前半34分、「狙いました」という直接CKでのゴールを決めた神村学園高FW高橋大悟主将

[5.26 全国高校総体鹿児島県予選準決勝 神村学園高3-0 鹿児島高 鹿児島県立サッカー・ラグビー場A]

 今度こそ、全国切符を掴む。神村学園高のFW高橋大悟主将(3年)は1年時からチームのエースストライカーとしてプレーしてきた。現在、J複数クラブが獲得を目指すFWは個人としては高い評価を得てきているものの、2年連続で選手権予選決勝で敗退を喫するなど未だ神村学園のユニフォームをまとって全国のピッチに立った経験がない。高校最終年の今年、エース番号の14番とキャプテンマークを託されているFWは何としてもあと1勝して全国出場を果たすことを誓った。

「僕のキャプテンマークだったり、番号(エース番号の14番)だったり、背中には色々な先輩方の悔しい思いだったりが詰まっていると思うので、僕は1年生から出してもらっていたので取り返して、それがいい思いに変わるように明日頑張りたいなと思います」
 
 準々決勝で2得点3アシストの活躍をした高橋は準決勝でも試合を決める活躍をした。前半は鹿児島高DFの厳しいチェックの前になかなか縦パスを入れてもらえず。一瞬の動きでDFを振り切ってPAへ切れ込んだり、ラストパスに飛び込んだりすることを試みていたが、シュートをブロックされるなど1点が遠かった。

 それでも、この注目レフティーには複数の武器がある。前半33分、右CKのキッカーとしてボールをセットした高橋は会場の強風を確認。そこでCKのサインを変えてゴールエリアに選手を集中させる。

「(CKは)何パターンか持っていたので、風を見て変えました」というFWは相手のGKやDFにゴール前の味方選手を意識させた上で直接CKでゴールを狙うことを選択。コーナーから直接狙った左足シュートは強い風もあって鋭く変化すると、GKの頭上を越えてそのままゴールネットに突き刺さった。

「キックは一つの武器なのでああいうところでチャンスを作らないと、他のところで迷惑をかけていたところがあったので……。自分たちも一本欲しいと思っていたので一本取れて良かった」と微笑んだ。後半に幾度かあった2点目のチャンスを活かすことはできなかったが、それでも高橋が先制点を決めたことはチームを勢いづける意味でも大きかった。

 自分が止められれば、チームも止まってしまう。大事な試合でそのような悔しい経験もしてきた。それだけに、今回の決勝では必ず自分がチームを勢い付ける活躍をすることを誓う。「僕が勢いに乗れば、チームも勢いに乗って来ると思うのでやっていきたいと思います」。悲願の全国出場を果たして、高校世代屈指のFWとしての実力を全国で披露する。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017

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