[MOM2129]鹿児島実MF副島龍太郎(2年)_交代出場のMFが大仕事!延長後半ATに劇的V弾!
ゲキサカ / 2017年5月27日 8時16分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.26 全国高校総体鹿児島県予選準決勝 鹿児島実高1-0(延長)鹿児島城西高 鹿児島県立サッカー・ラグビー場A]
2年生アタッカーの今大会初ゴールが劇的な決勝点となった。延長後半アディショナルタイム、鹿児島実高はこぼれ球を拾ったMF福井悠(2年)がマークを外して左足を振り抜く。これは鹿児島城西高DFにブロックされたが、こぼれ球にフリーで反応したMF副島龍太郎(2年)が右足で劇的な決勝点を流し込んだ。
「どうにかしてでも1点取ろうと思ってゴール前に詰めたらボールが転がってきたので、あとは押し込むだけでした。気持ちで決めたゴールです。福井がドリブルしてシュートしたところをこぼれてくると狙っていたので、そこは冷静でした」。駆け寄った応援席前で先輩たちから手荒な祝福を受けたMFは試合後、会心の表情でゴールを喜んでいた。
副島は今大会3回戦から出場機会を得ていたが、出場時間は各10分ほど。だが、この試合は後半開始からの出場というチャンスを得た。「とにかく戦う気持ちを意識してチームのためになろうと意識してプレーしました」という副島は持ち味の1対1、球際の強さ、がむしゃらさでゴールを目指していく。
左サイドでチャンスにも絡んでいたが、後半33分にゴール前のこぼれ球に反応したシーンではヘディングシュートの力が弱く、相手GKに反応されるなど、チームの期待に十分に応えることができていなかった。
それでも切り替えて、諦めずにゴールを目指したMFが決めた決勝点。森下和哉監督も迷わずにシュートを打ち切った姿勢を讃えていた。「決勝も変わらず戦う気持ちで上回って勝ちたいと思います。絶対に全国出てプロサッカー選手になりたいです」と言い切る副島が、決勝でもチームを救うような活躍をして、再び、スタンドを沸かせる。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017
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