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PK戦主役の座は後輩に譲るも、近江の好守護神・土屋ヒロユキが名門連破に貢献

ゲキサカ / 2017年6月1日 22時36分

近江高を好守で支えるGK土屋ヒロユキ

[6.1 全国高校総体滋賀県予選準決勝 近江高0-0(PK4-3)草津東高 布引]

 近江高の勝利が決まると、ベンチにいたヒーローのひとりは両手で頭部を覆い、興奮をどう表現してか分からないような仕草を見せていた。

 ブラジル系のGK土屋ヒロユキ(2年)はこの日、先発出場すると、180cmの長身とバネのある動きを活かして鋭いシュートセーブやクロスへの対応を披露。存在感ある守りで前後半計70分間、そして延長後半終了間際まで名門・草津東高を無得点に封じ込んだ。

 そして延長後半10分に“PK戦要員”のGK誉田旅人(1年)とバトンタッチ。「日々のPK練習でいつも(誉田に)負けている。信頼しています」という土屋は草津東5人目のシュートを誉田がストップすると、興奮を隠さず、コーチ陣と抱擁して勝利を喜んでいた。

 土屋は高校入学直後はAチームに入ることができなかったが、練習で「やたら止める」(前田高孝監督)ことで評価を高め、昨年の総体予選直前からAチームに昇格。その後、守護神としてチームを最後方で支えてきた。
 
 今大会の準々決勝・野洲高戦では相手の強力攻撃陣にシュートを連発されたが、幾度も好セーブを見せて1失点勝利。そしてこの準決勝では「正直、(PK戦は)自分出たかったです」と悔しい思いを持ちながらも、勝利に貢献して全国出場のチャンスを得た。

 目標は「県1位になって、そこから全国で勝ち抜いて行くことです」。そして将来のプロ入りだ。まずは県1位になるという目標へ向けた決勝戦。「決勝では自分の持ち味とか活かしてゴールを守りたいです」という“隠れた好守護神”が、近江のゴールを守り抜く。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017

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