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青のジェット風船が合図! 水戸が“ラッキー7の攻撃”でクラブ新記録10戦無敗

ゲキサカ / 2017年6月3日 15時27分

ジェット風船でチームを後押しした水戸サポーター

[6.3 J2第17節 水戸2-0大分 Ksスタ]

 13位の水戸ホーリーホックがホームで7位大分トリニータに2-0で完勝した。今季初の連勝を飾ると同時に、クラブ新記録の10試合負けなし(4勝6分)を達成。敗れた大分は4戦未勝利(2分2敗)となった。

 水戸は前節の熊本戦(3-2)から先発1人を変更。MF白井永地に代わり、MF佐藤和弘が4試合ぶりにスタメン起用された。布陣は前節2ゴールのFW林陵平とブレイク中の19歳FW前田大然が2トップを組む4-4-2。また、5月29日に鹿島からの育成型期限付き移籍が発表された21歳GK小泉勇人が加入後即ベンチ入りとなった。

 一方、大分も前節の岡山戦(1-1)からのスタメン変更は1人。MF國分伸太郎に代わり、FW吉平翼が今季初先発・初出場を果たした。フォーメーションは開幕から17試合連続で3-4-2-1。吉平は2シャドーの一角に入った。

 現在クラブ最長記録となる9戦無敗(3勝6分)の13位水戸。勝ち点3差で7位につける大分を叩き、上位争いへの足がかりとしたい一戦だったが、前半は五分五分の展開となった。

 互いにセットされた守備では隙を見せず、チャンスが多く生まれたのは守から攻に切り替わった瞬間のプレー。前半6分、大分はカウンターから中央のFW後藤優介が左の吉平に展開し、リターンをもらってPA手前中央から右足でシュートを放つ。しかし、体勢を崩したこともあり、GK笠原昂史を慌てさせるまでには至らなかった。

 前半17分には水戸のDF福井諒司が自陣から左足でロングフィード。素早い切り替えで左サイドを駆け上がっていたMF外山凌が受け、カットインからPA手前左で右足を振り抜くが、低空のシュートはゴール左外にそれていった。

 前半の中盤からは水戸が主導権を掌握。前半22分、高い位置で林がスライディングを仕掛け、右サイドに流れたボールを拾ったMF佐藤和弘がクロスを送る。すぐに立ち上がってゴール前に走り込んだ林が、反転しながら左足のヒールで合わせるも、シュートは枠外。同28分にはMF橋本晃司の右CKから林がヘディングシュートを放つが、ゴールをとらえることはできなかった。

 守勢だった大分は前半34分、MF川西翔太を起点にカウンターを繰り出し、左サイドの吉平がボールを受ける。今季初スタメンの30番は中央に持ち出しながら右にパスを出し、PA内右に走り込んだMF岸田翔平が右足でダイレクトシュート。しかし、強烈な一撃はクロスバーの上を通過した。大分は徐々に川西やMF鈴木惇が前を向いてボールを持つ場面が増え、それに呼応して前線の動き出しも活発になったが、得点には結びつかず。前半はスコアレスで終了した。

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