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指揮官涙!歓喜の胴上げ!東北の反撃耐え凌いだ古豪・東北学院が、17年ぶりの全国へ!:宮城

ゲキサカ / 2017年6月5日 10時17分

17年ぶりとなる全国総体出場を決めた東北学院高

[6.4 全国高校総体宮城県予選準決勝 東北高 0-1 東北学院高 宮城スタジアム]

 平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)の宮城県予選準決勝が4日に行われ、東北学院高が東北高を1-0で下して、17年ぶり10回目の全国総体出場を決めた。地元で開催される全国総体への宮城県の出場枠は2。準決勝のもう1試合で勝利した仙台育英高と古豪・東北学院が予選突破を果たした。

 前半ペースを握ったのは東北学院。大きな存在感を放ったのはキャプテンMF小林航(3年)だ。昨年の国体宮城県少年男子チームで早生まれ2年生としてキャプテンを務め、個性の強いベガルタ仙台ユース1年生などを一つにまとめ上げたMFは、この日も多くの選手に的確な指示や、励ましの言葉をかけ続けた。

 前線に正確なパスを出し、決定機を作ったかと思えば、ピンチの時には体を投げ出してクリアをする。「チームが分散しかける時もまとめてくれる」と橋本俊一監督の信頼も絶大のキャプテンは、ピッチを所狭しと走り回った。

 東北学院には小林の他、もう一人飛び抜けた選手がいた。ベガルタ仙台ジュニアユース出身で、「元々FWだったが、左サイドバックで使ったらうまくハマった」というDF佐藤大河(1年)も持ち前のドリブル突破とクロスから決定機を演出。「キックが持ち味なので、クロスやシュートを見せられるように意識しています。FWでの景色とは違って新鮮です」と語る佐藤大もまた、強烈なインパクトを見せた。

 そんな東北学院に大きな決定機が生まれた。17分、スローインからゴール前で混戦になり、ボールを拾ったFW加藤健登(3年)が一度後ろへボールを下げた。するとパスを受けたボランチのMF村上昂生(3年)がグラウンダーのシュートをゴール左隅へ決めて、東北学院は先制に成功。前半をリードして終えた。

 ところが後半、東北はびわこ成蹊スポーツ大GK田中勘太(16年ベガルタ仙台特別指定選手)の弟で長身を生かしたポストプレーとパワフルさが持ち味のFW田中鉄平(3年)にロングボールを入れて決定機を作るようになり、流れは東北へと傾き始めた。

 前半多くの決定機を作った佐藤大は肉離れの負傷からの復帰戦だった上に「足のことを気にせずやれるところまでやって、ダメなら変われば良い」とオーバーペースで試合に入ったため、後半20分で足が攣ってしまい途中交代。その他の選手も東北の猛攻をしのぐ間に次々と足が攣り始め、足が攣った選手を次々と交代させざるを得ない展開となった。

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