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[MOM2140]暁星国際FWフィリップス丈二(3年)_前線で起点になり続けたFWが3戦連発となる劇的決勝弾!

ゲキサカ / 2017年6月11日 9時27分

暁星国際高は後半39分、FWフィリップス丈二(中央)が決勝ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.10全国高校総体千葉県予選決勝T1回戦 暁星国際高 3-2 東海大浦安高 流通経済大柏高G]
 
「毎試合1点は取るという気持ちでいた。13番の下川選手は左足のシュートが得意ですし、こぼれ球を詰めるように練習から結構やっていたので、そこは見逃さずに行きました。気持ち良かったです」

 暁星国際高は後半39分、スルーパスで抜け出したFW下川尚哉(3年)が左足シュート。こぼれ球に反応した181cmFWフィリップス丈二(3年)が押し込んで決勝点を奪った。ゴールを確認したフィリップスはベンチ方向へ駆け寄ると、桑原剛監督と歓喜の抱擁。そしてチームメートやコーチングスタッフの祝福に笑顔で応えていた。

 桑原監督は3-2で打ち勝った試合で、前線のフィリップスやFW高橋義和(3年)のプレーを評価していた。特にフィリップスについては「3年生になってパワーがついた」。指揮官も、本人も認めるように決して技術力の高い選手ではないが、「体づくりは欠かさずやっている。筋トレしていて背筋の力とか強くなってきた。チームのみんなは小さいので、僕が競り合いとかで勝たないといけない。練習して勝てるようにしたい」というフィリップスは前線で泥臭い役割を全うしてチームの攻撃力を高めている。

この日は少ないボールタッチでのポストワークで周囲を活かしつつ、得意の抜け出しから決定的な仕事もしてのけた。PA付近で起点をつくり続け、3試合連続となるゴールも決めたFWの貢献度は非常高い印象だ。終了間際に警告を受けるなど冷静さを欠いた部分、決勝点のシーン以外にもあった決定機を活かせなかったことは反省材料だが、また試合に集中して勝利をもたらすプレーをする。

イギリス人の父と日本人の母を持つというストライカーは鹿島アントラーズジュニアユース出身。ユースチームに昇格した仲間たちとの交流は現在も続いており、刺激を受けているという。一方でフィリップスは文武両道を目指して暁星国際に進学し、全国を戦うチームの中で健闘。旧友たちからのエールも力にさらなる活躍を見せるか。準々決勝の対戦相手は今年2戦2敗の日体大柏高だが、「攻撃は通用していると思うので僕らが決める」と意気込むFWが貴重なゴールを決めて目標の全国出場へ前進する。


(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017

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