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W杯王手も悲壮のハリル、次戦はW杯予選で未勝利の豪州と「決勝戦」

ゲキサカ / 2017年6月14日 10時29分

ベンチでうつむくバヒド・ハリルホジッチ監督

[6.13 W杯アジア最終予選 日本1-1イラク テヘラン]

 試合後、うつむいてベンチに座り込むバヒド・ハリルホジッチ監督の姿がショックの大きさを物語っていた。「オーストラリア戦が決勝戦になった」。記者会見で悲壮感も漂わせた指揮官が言及したのは、次戦となる8月31日のオーストラリア戦(埼玉)。W杯出場に王手をかけた日本代表だが、その道のりは決して簡単ではない。

 W杯アジア最終予選のB組は第8節までを終えて日本が勝ち点17で首位をキープ。しかし、2位サウジアラビア、3位オーストラリアがともに勝ち点16で、わずか1差に付けている。アジア最終予選は各組上位2チームがW杯出場権を獲得。3位チームには、A組3位チームとプレーオフを行い、その勝者が北中米カリブ海予選4位チームとの大陸間プレーオフに進むという“いばらの道”が待っている。日本とすれば、是が非でも2位以内をキープし、本大会出場を決めたい。

 日本は8月31日のオーストラリア戦に勝てば、文句なしにW杯出場が決まるが、そのオーストラリアには過去のW杯予選で5分2敗と、いまだ勝ったことがない。南アフリカW杯予選ではホームで0-0、アウェーで1-2、ブラジルW杯予選ではホーム、アウェーともに1-1、今予選でも昨年10月11日にアウェーで対戦し、1-1の引き分けだった。

 “未完のミッション”に挑むオーストラリア戦でもしも再び勝ち点を落とすようなことがあると、一気に暗雲が立ち込める。日本がオーストラリア戦、9月5日のサウジアラビア戦と、上位陣との直接対決2試合を残しているのに対し、サウジアラビアは次節8月31日に敵地でUAEと対戦し、オーストラリアは最終節でホームにタイを迎える。サウジアラビアとオーストラリアがこれらの試合に勝つと仮定すると、日本はオーストラリア戦で引き分け以下に終わった場合、2位以内確保には最終節での勝利が必須となる。

 日本の最終節は9月5日、アウェーのサウジアラビア戦。この日のイラク戦同様、猛暑の中東で勝利が絶対条件となる状況は避けたい。だからこそ、指揮官からも「決勝戦」という言葉が出たのだろう。勝てば天国、負ければ地獄。8月31日のオーストラリア戦が、まさにハリルジャパンの運命を分ける大一番となる。

(取材・文 西山紘平)
●ロシアW杯アジア最終予選特集
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