1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

昨年は初出場で全国3位、経験、新たな力加えた今年はマーク打破して頂点へ!昌平が6-0で全国切符獲得!:埼玉

ゲキサカ / 2017年6月25日 0時43分

6-0と強さを見せつけて全国出場を決めた昌平高イレブン

[6.24全国高校総体埼玉県予選準決勝 昌平高 6-0 浦和学院高 埼玉スタジアム第3G]

 平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技への出場権2枠を懸けた埼玉県予選は24日、準決勝を行った。昨年度全国4強の昌平高と98年度以来となる全国出場を狙った浦和学院高との一戦は昌平が6-0で快勝。2年連続2回目となる全国総体出場を決めた。

 今年、新人戦、関東大会予選2冠の昌平とFC東京特別指定選手のFW田中和樹(3年)を中心に攻撃力有する浦和学院との注目対決。前半の3得点によって浦和学院の勢いを完全に止めた昌平が堂々の勝ちっぷりで全国出場を決めた。

 立ち上がりは相手の注目エース田中を「警戒してDFラインが下がりすぎた」(昌平・藤島崇之監督)。空いたスペースを使われて田中に走られ、クロスに飛び込まれるシーンもあった。

 だが、藤島監督が「自分たちで修正することができる」という今年の昌平は自分たちで改善点を修正。そして、序盤から圧倒的にボールを保持した昌平はボランチの位置からドリブル、パス交換で縦へ切れ込んでくる注目MF山下勇希(3年)や絶妙なターンからスルーパスを配球したMF渋屋航平、MF原田虹輝(ともに2年)を中心に中央、サイドから連続攻撃を繰り出す。

 浦和学院GK大橋裕史(3年)の好セーブに阻まれるシーンもあったが、攻撃の手を緩めることなく攻める昌平は前半25分、中央から渋屋、山下、FW佐相壱明(3年)が角度をつけた連続のショートパス。バイタルエリアを打開すると、最後はPAに侵入した左MF古川勇輝(2年)が左足シュートを決めて先制した。

 浦和学院もFW齋藤雅之(3年)や怪我を抱えながらも凄みあるプレーを見せていた田中が一発のあるところを示していた。だが、昌平に完全に押し込まれ、セカンドボールもなかなか拾うことができず、苦しい展開に。逆にわずかな隙を逃さない昌平は38分に渋屋が豪快な右足ミドルをゴールへ突き刺すと、40分にも左の古川からパスを受けたMF高見勇太(3年)が右足シュートを決めて3-0とした。

 昌平は後半15分にも左SB堀江貴大(2年)が単独で左サイドをこじ開けてラストパス。これをニアサイドへ飛び込んだ佐相が1タッチでゴールへ沈めて4点目を奪う。さらに、19分には古川が左足ミドルを突き刺して5-0。浦和学院も終盤、開き直ったかのようにプレー強度が上がり、交代出場のMF高橋航大(2年)らが仕掛けを見せるが、ゴールを奪うまでには至らない。一方、昌平は36分にもMF伊藤雄教(2年)のドリブルを起点に、この日圧倒的な運動量でアップダウンしていた右SB塩野碧斗(3年)がクロス。これを交代出場MF森田翔(2年)が頭で決めて6-0で大勝した。
 
 浦和学院の森山泰行監督は「もっと前から行って欲しかったですけれど、行けなかった。もっと最初から不細工でも良いから行けば良かった」と残念がった。全国出場を懸けた大一番で前に出られず受けに回り、前半終了間際の連続失点など要所で差をつけられた浦和学院に対し、主将のCB石井優輝とGK緑川光希(ともに3年)、山下、右SB塩野、CB関根浩平(2年)と昨年の全国経験者5人を残す昌平はその経験値と、修正する強さ、相手の守りをこじ開ける強さも示して完勝をしてのけた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください