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全国3位以来となる夏へ!アクシデント乗り越えた真岡が55番目の代表校に!:栃木

ゲキサカ / 2017年6月26日 5時46分

ピースサインで県新人戦との2冠を喜ぶ真岡高イレブン

[6.25全国高校総体栃木都予選決勝 栃木高 1-4 真岡高 栃木グ]

 最終55番目の代表校は真岡に決定! 25日、平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)への出場権を懸けた栃木県予選決勝が栃木県グリーンスタジアムで行われた。栃木高と真岡高の公立勢対決となった決勝は、真岡がFW齊藤遼平(3年)の2ゴールなどによって4-1で快勝。全国3位となった13年度以来、10回目となる全国総体出場を決めた。唯一未定だった栃木県の代表校が決まり、全国大会に出場する全55校が決定。全国大会の組み合わせは7月1日に決まる予定だ。

 真岡は3回戦で注目エースのFW郡司侑弥(3年)が左足の脛骨と腓骨の両方を骨折し、離脱するアクシデントがあった。矢板中央高との準決勝ではPK戦でGKが足を攣らせて動けなくなりながらも、代わりにGKを務めたCB後藤智亮主将(3年)がPK1本を止める活躍で決勝へ。そして、「郡司のために」を合言葉に、「(郡司がいない分、)一人ひとりが5m、10mプラスして走る」(川上栄二監督)意識を持って戦った真岡が、控え部員も含めて部員140名全員で全国切符を勝ち取った。

 決勝で先にチャンスを作ったのは、3回戦で関東大会予選優勝のさくら清修高、準々決勝で昨年度全国高校選手権3位の佐野日大高を破って勝ち上がってきた栃木だった。2分、CKから10番FW齊藤智(3年)がクロスバー直撃のヘディングシュート。だが、その後は真岡がほぼボールを支配して試合を進める。

 真岡は、アイディアと技巧でバイタルエリアを支配していたMF金澤礼弥とMF和氣昌平(ともに3年)のダブルボランチを中心としたショートパス、スペースへの配球を交えた攻撃で押し込むと、左右からクロスを連発。そして24分、左SB海老澤諒(2年)からの縦パスを受けた俊足MF鵜養修平(3年)がスピードを活かした仕掛けからクロスを上げ切る。これをFW齊藤が頭でゴールへ叩き込んだ。

 先制された栃木はなかなかプレーに余裕がなく、厚みのある攻撃を展開することができない。それでもCB長谷川樹やCB椛澤涼(ともに3年)らが最後の局面で良く足を投げ出して相手の攻撃をストップ。自分たちの攻撃回数は少なかったものの、MF大内拓真(3年)が推進力のあるドリブルで中央突破して見せたり、相手DFラインの背後へ入れたボールに2トップが走り込むなど会場を沸かせるシーンもあった。

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