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酒井宏樹、覚悟の移籍で飛躍「マルセイユ、アヤックス、セルティック以外なら日本に帰る選択肢も」

ゲキサカ / 2017年7月20日 18時32分

名門マルセイユで飛躍を遂げたDF酒井宏樹

 12年からドイツ・ブンデスリーガのハノーファーで4シーズンを過ごしたDF酒井宏樹だが、昨年夏、フランスの名門マルセイユへの挑戦を決断した。そして移籍1年目の16-17シーズンはリーグ戦35試合に出場するなど、開幕からレギュラーポジションを獲得。名門クラブで得た何ものにも代えがたい経験をした。日本代表でも不動の地位を築く右SBが持って臨んだ強い思いにゲキサカが迫った。

―移籍1年目でしたが、自己評価も高いシーズンが送れたのではないでしょうか?
「すべてにおいてポジティブに臨めました。例えば、試合中にミスしたことや、自分が関与した失点も多かったけど、それを次の試合にポジティブに持って行けたことが大きかった。それとフランスリーグはこういうところが難しいんだよと言ってくれるチームメイトがいたことも大きかったと思います。経験が多い選手が多いので、自分の身になっているなというのが実感できました」

―マルセイユという伝統あるクラブでプレーする難しさもあったはずです。
「チームとしても激動のシーズンでした。オーナーが変わって、スポーツディレクターや監督、スポンサーまで変わった。でもその中でも結果を出さないといけないというのが選手みんなにあって、だから互いに気遣いが出来たんだと思います。プレッシャーは毎試合、感じました。アウェーに行ってもサポーターは2万人が入りますし、アウェーのチームのサポーターもマルセイユを見たいという気持ちを感じました。そういうのを体感できたのはとてもいい経験になりました」

―欧州のビッグクラブでのプレーする経験はやはり違う。
「大きな格式のあるチームでやりたいというのは、僕の夢でもありました。その中の一員であることが夢でした。マルセイユを選ぶ時も何個か選択肢がありましたが、そこを重視というか、そこしか狙っていませんでした。最後に3チームあって、その3チームと交渉して、それが無理なら日本に帰るという選択肢も持っていました」

―移籍する際の話をもう少し詳しく教えてもらえますか?
「興味を持ってくれたのは、アヤックスとセルティック、そしてマルセイユの3つでした。最終的にマルセイユから正式なオファーが来て、その提示内容をアヤックスやセルティックに伝えると、一気に手を引いていったという感じです。僕自身はもうマルセイユからオファーが来た時点で気持ちを決めていました」

―マルセイユには昔から特別な思いがあったのですか?
「いや、ストイコビッチさんがプレーしていたというのも聞いてびっくりしたくらいです。元レッズのボリさんとかもあっちではレジェンド。入ってからびっくりすることのほうが多かったです。フランスで僕の知名度ですか?まだまだないですね。フランスでは日本人のサッカー選手と言えば今でも松井大輔さん。やっぱりルマンの時の印象が強いようですね。ポジションが違うので比べられることもないですけど、同じ日本人選手としては僕はまだまだの印象です」

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