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「ショッキング」な電撃辞任乗り越え…勝ち点1獲得の広島・横内暫定監督は「選手に感謝」

ゲキサカ / 2017年7月8日 22時50分

選手に指示を出す広島の横内昭展暫定監督

[7.8 J1第18節 横浜FM1-1広島 日産ス]

 5年半、チームを率いた森保一前監督の電撃辞任を乗り越え、5試合ぶりの勝ち点1を獲得した。横内昭展ヘッドコーチが暫定監督として指揮を執ったサンフレッチェ広島は後半36分に先制を許す苦しい展開から同45分にMFアンデルソン・ロペスが劇的な同点ゴール。1-1の引き分けで連敗を4でストップし、勝ち点1をもぎ取った。

「選手は最後、エネルギーが1滴も残っていないぐらいだったと思う。最後の力を振り絞ってくれて、勝ち点1を取ったことは選手に感謝している」。横内暫定監督はそう言って選手をねぎらった。

 4連敗を喫した前節・浦和戦(3-4)後、森保前監督がクラブに辞意を申し出、4日に退任が発表された。「週明けにショッキングなことが起きた」と話す横内暫定監督は「選手もスタッフも動揺がなかったわけではない」と認める。

 DF水本裕貴は「5年半、一緒にやってきて、優勝もしたし、サンフレッチェというクラブをもう一つ上のランクに引き上げてくれた。こういう結果になって、残念な気持ちと申し訳ない気持ちがあった」と言う。それでも「この試合に切り替えないといけないし、この試合で勝ち点3を取ることだけを考えて、しっかり練習して取り組んでこれた」と力説する。

 監督が交代しても、やり方を変えることはなかった。「サッカーは大きく変えずに、もう一回、走ったり戦ったりというところをトレーニングでやってきた」と水本。原点に立ち返って、5連勝中の横浜FMのホームに乗り込んだ。DF千葉和彦は「メンタル的に難しい1週間だったけど、何とかこの状況を打破しようと強い気持ちで臨んだ。全員で勝ち点1を取ったと思う」と胸を張る。

 連敗を止め、5試合ぶりに勝ち点を手にしたとはいえ、依然、降格圏の17位に低迷している状況は変わらない。「勝ち点3が欲しかった試合」(水本)というのは本音だが、この勝ち点1を次につなげない手はない。「シーズンが終わったとき、この勝ち点1があってよかったと言えるように、残り16試合で勝ち点3を数多く取っていきたい」と力を込めた。

 補強したFWパトリック、DF丹羽大輝は次節30日の鳥栖戦から出場可能になる。水本は「切磋琢磨して、チーム力を一つ上げて、生き残りを懸けて戦っていきたい」と、強い覚悟を口にしていた。

(取材・文 西山紘平)
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