約1年ぶりの選出でユニバ本大会滑り込み!桃山学院大DF岩崎尚将「ここがチャンス」
ゲキサカ / 2017年8月14日 10時21分
[7.14 練習試合 U-20日本代表2-2ユニバーシアード日本代表]
自身も驚く代表選出だった。桃山学院大のDF岩崎尚将(桃山学院大4年=九州国際大付高)は今年8月19日に開幕するユニバーシアード日本代表へ選ばれた。昨年8月末の台湾遠征を最後に同代表(全日本大学選抜)から遠ざかっていたが、土壇場でのメンバー入りを果たした。
発表前に予備登録の選手を含め、メディカルチェックがあったものの「それでも正直、自分は本大会には入らないと思っていた」と言うが、まさかの代表入り。「すごくびっくりしました」と笑顔をみせる。
ユニバ本大会は過密日程で行われ、グループリーグは真夏の台湾でのデーゲームも含めて中1日での3連戦。過酷な大会を勝ち抜くなかで、岩崎の運動量と攻撃力はチームの武器となるはずだ。本人は「とにかく課題は守備」と言いつつ、評価された部分について「運動量や攻撃など、本大会は連戦で夏で暑いですし、そこで走ることができるというところかな」と分析する。
14日に行われたU-20日本代表との練習試合では4-1-4-1システムの左SBで先発。桃山学院大では、今季からキャリア初のサイドハーフに取り組んでいるようで、久しぶりに“本職”のSB起用となった。なかなか見せ場をつくるには至らなかったが、年代別代表を相手に「やれるところもなくはなかった」と言うように、攻守ともに及第点といえるプレー。「久しぶりのSBをやったんですが、もう少し攻撃にいけたかなと思います」と反省も口にした。
約1年ぶりの招集となったが、すでにチームには馴染んでおり、問題もない様子。本人は「人見知りなんですよ」と言うが、関東組からは「開拓すれば面白い」との声も。同じ関西組であるMF重廣卓也(阪南大4年=広島皆実高)やMF脇坂泰斗(阪南大4年=川崎F U-18)と話すことが多いようだ。
現在は大学4年生でJ入りを目指す岩崎にとって、進路を決めるうえでも大切な夏がやってきた。現時点で具体的なクラブはなく、ここから練習参加などを重ねていく予定。ユニバ代表入りを果たし、多くの関係者の目に留まる機会が増えたのは何よりものチャンスだ。
「(代表選出で)本当に助かりました。ここがチャンス。本大会でも運動量を出して、点やアシストをどんどん狙っていきたいです」。持ち味の攻撃力を発揮し、金メダル獲得を目指すチームのアクセントになる。
(取材・文 片岡涼)
●ユニバーシアード競技大会2017特集
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