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熟考の末に決めたプロの世界で1年目から輝くために。千葉内定の市船DF杉山弾斗、「ここからの半年は勝負」

ゲキサカ / 2017年7月18日 18時17分

ジェフユナイテッド千葉加入が内定した市立船橋高DF杉山弾斗。プロ一年目へ向けて、意識高い半年間を過ごす

 熟考した末に、プロの世界で挑戦することを決めた。18日、ジェフユナイテッド千葉がU-19日本代表の左SBで、名門・市立船橋高の主将を務めるDF杉山弾斗の来季加入が内定したことを発表。今年の高校サッカーで最注目選手の一人である杉山は、「(千葉の強化担当者が) 週に何回も顔出してくれたり、連絡くれたり、(トゥーロン国際大会出場の際に)フランスとかにも来てくれて。熱意を感じてここのクラブでやらせてもらおうと思いました」と語っており、いち早く誘いを受け、自分のことを注目し続けてくれた地元・千葉入りを決めた模様だ。

 高精度の左足や鋭い攻撃参加などを武器とする杉山は、1年時の全国高校総体で全6試合に先発出場して市立船橋の準優勝に貢献。昨春、U-17日本代表に初招集されると、同年夏の全国高校総体では主力の一人として全国制覇を経験した。今年はU-18日本代表、U-20日本代表候補、U-19日本代表、そして日本高校選抜にも選出。市立船橋では主将に任命されて精神面でもチームを牽引する存在となった杉山は、今月29日開幕の全国高校総体出場を決めており、同大会の“主役候補”の一人でもある。

 元々プロに挑戦したいという気持ちを持っており、最終的にプロ入りを決断したが、2か月ほど前までは、現役引退後のことなどを考えて大学進学に傾いていた時期もあったのだという。実際、大学進学を勧める声も多かった。その中で、杉山は日本高校選抜やU-19日本代表の海外遠征時にプロ入りしている選手と、大学に進学している選手の両方に相談。また、市立船橋の先輩であるDF杉岡大暉(現湘南)やFW永藤歩(現山形)に電話でアドバイスをもらうなど熟考した末、決断し、両親にプロ入りする意志を伝えてこの日を迎えた。

 千葉に練習参加した際に自信を得た部分もあったというものの、現在の実力で通用するとは考えていない。だが、7月の時点でプロ入りを決めたことによってより意識高く、プロ1年目へ向けた準備ができると考えている。

「このままの実力で通用する訳がない。でも、決まった状態で半年できるというのはアドバンテージとして結構あると思う。準備する期間が十分にあると思いますし、いいスタートが切れるように、ここからの半年は勝負かなと思っています」

 千葉から特に評価されている部分は左足クロスや上下動の部分。「自分はそこで輝かないといけないかなと。そういうところを出せなかったら先はないと思うので、まずは長所をしっかりと伸ばしていけるように。短所はそこから直していければいい」。そして千葉の印象的な選手として、真っ先に昨年まで戦っていたルーキーMF高橋壱晟(青森山田高出身)の名を挙げた杉山は、「本当に大事」という1年目、高橋も経験した開幕戦へ向けて準備していくことを誓っていた。

 3年後の東京五輪やその先のことを考えるよりも今、目の前にある課題をクリアして成長していくこと。主将として、市船に全国高校総体や冬の全国高校選手権のタイトルをもたらすことを目指すと同時に、来シーズンのため、より意識の高い高校生活残り「半年間」を送る。

(取材・文 吉田太郎)

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