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広島観音、11年ぶりの覇権奪回へ!試合終盤のゴールで真岡を下し3回戦へ進出!

ゲキサカ / 2017年7月30日 18時28分

広島観音が真岡を下し3回戦へ進出(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.30 全国高校総体2回戦 広島観音高1-0真岡高 仙台市泉総合運動場泉サッカー場西フィールド]

 平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)2日目2回戦。仙台市泉総合運動場泉サッカー場西フィールドでの第2試合は、11年前に総体初出場初優勝を成し遂げた広島観音高(広島)と、1回戦を完封勝利で勝ち上がった真岡高(栃木)が対戦。後半終盤に虎の子の1点を挙げた広島観音が勝利をおさめた。

 試合は広島観音ペースで始まった。右サイドのMF槙本稔己(3年)と左サイドのMF山口直也(3年)のキレあるドリブルからのチャンスメイク。だが、シュートが枠をとらえずゴールには至らない。

「ボールはよく動かせましたが、シュートが下手なのでいつも入らない(苦笑)。前半のうちにフィニッシュを決められれば違ってくるのですが…。今、うちがプリンスでなかなか結果が出ないのもそう。ボールは動かすけどヘンな失い方をしてカウンターをくらってやられるという」と語るのは広島観音の内田仁監督。プリンス中国では7月末現在で9位(9試合1勝2分6敗)。浮き彫りになっている課題がこの試合でも出た。

 前半からの選手交代でリズムを取り戻していく真岡。しっかりしたディフェンスから攻めの形を積み上げていく。前半23分には試合途中からトップの一角に入ったMF河原慎吾(2年)のシュートがバーを叩いた。

 広島観音のキャプテン、山口が「途中で自分たちの運動量が落ちて相手に突かれた」というとおり、この試合が2連戦目とは思えない真岡の運動量が流れを変え、試合は膠着状態に陥っていく。

 だが、同点でのPKも見えてきた後半31分、試合が動いた。広島観音はボランチのMF安野蓮(3年)から中央に進出していた山口へパスを通す。山口が左足を振り抜くと、ボールはゴールのファーのポストへ。この跳ね返りをFW横下友則(3年)が押し込んで決勝ゴールを決めた。

「うちは山口がエース。あの子がもっと切れ込んでシュートを決めてくれれば。フィニッシュに関しては山口、そして横下。横下はこぼれ球を常に狙って決める。県大会でも2点ほどこぼれ球からゴールしてます」(内田監督)という形が最後に出た。

 広島観音といえば11年前の総体初出場にして初優勝の印象が強い。「当時と今とではチームの形も全く違いますし、やっている子も、中学時代に目立った実績もない、本当に普通の子たちですよ」と内田監督は言うが、11年前もあれよあれよと勝ち上がった。あのサクセスストーリーが再現されるか。7月31日はこの試合と同じ仙台市泉総合運動場泉サッカー場西フィールドで関東一高(東京1)と相対する。

(取材・文 伊藤亮)●【特設】高校総体2017

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