[MOM2168]前橋育英DF渡邊泰基(3年)_リベンジマッチでで2アシスト!新潟内定の左SBが攻撃力発揮!
ゲキサカ / 2017年7月31日 22時37分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.31 総体3回戦 前橋育英高 3-1 青森山田高 みやぎ生協めぐみ野サッカー場Bグラウンド]
アルビレックス新潟への来季加入が内定している左SBの攻撃力が爆発した。1-1で突入した後半開始直後、前橋育英高は日本高校選抜DF渡邊泰基(3年)が左サイドから仕掛け、DFの股間にボールを通す突破にチャレンジ。CKを獲得すると、そこからMF塩澤隼人(3年)の勝ち越しゴールが生まれた。
抜群の攻撃力を持つ左SBだが、前半は攻撃参加することができていなかった。だが、山田耕介監督も「思い切りが出てきた」と評した後半、左サイドからグイグイと攻め上がると、25分にも大仕事をしてのける。
「後半、相手の運動量が落ちてきていた。自分は全然動けていたので仕掛けるしかないなと」PAで縦に仕掛けてDF2人を振り切ると、ラストパスをFW榎本樹(2年)の足元へ通して貴重な3点目のゴールをアシストした。
渡邊は0-1の前半31分にも左CKをファーサイドで競り勝ってCB角田涼太朗(3年)の同点ゴールをアシスト。昨年度全国高校選手権決勝で0-5のスコアで敗れている宿敵・青森山田高との一戦で2アシストを記録し、プロ内定選手の実力を発揮して見せた。
「本来、後半が自分の姿なので、いつも通りとは行かないですけれども持ち味をどんどん出したい。今日はクロスの精度は微妙でしたけれども。もうちょい仕掛けたいですね」。プロ内定選手として注目を浴びる中でのプレー。もちろん守備を欠かさず、得意の攻撃面でよりインパクトのある活躍をして勝利に貢献する。
7月14日に来季の新潟加入内定が発表された181cmの大型SB。新潟U-15から前橋育英に進学した渡邊は地元・新潟でプロになることを第一に考えて努力を続けてきたのだという。「オファー頂いた時に自分の気持ちは決まっていたので。どこから(オファーが)来ても、新潟と決めていた」。地元クラブへの熱い思いを語ったDFは、自分を見ていてくれたクラブへの恩返しを誓っている。
今はインターハイに集中。青森山田からの勝利にも「ここは通過点なので。優勝目指している」と冷静に口にしていた。宮城の地で、新潟サポーターの耳にも届くような活躍をすること。そして高校生活最後のインターハイで日本一を獲得する。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017
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