1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

勝ちながら力積み重ねる市立船橋は3年連続対戦の関東一振り切って準決勝進出も、エース出場停止に

ゲキサカ / 2017年8月3日 18時7分

準決勝進出を喜ぶ市立船橋高イレブン

[8.2 総体準々決勝 関東一高 1-2 市立船橋高 ひとめぼれスタジアム宮城]

 平成29年度全国高校総体 「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)準々決勝が2日に行われ、前回大会優勝の市立船橋高(千葉2)と関東一高(東京1)との一戦は、市立船橋がFW福元友哉(3年)の2ゴールによって2-1で競り勝った。市立船橋は3日の準決勝で日大藤沢高(神奈川2)と戦う。

 15年大会準決勝は2-1、16年大会では2回戦で1-0、そして3年連続の対戦となった今回も2-1で市立船橋は難敵・関東一を振り切った。過去2連敗中の関東一は小野貴裕監督が「3年間連続でということを考えてやらなかった。(前半は)流れに乗れなくても、飲み込まれるなと」と語っていたが、精神的に引くことなく戦い、力の差を見せられたという過去2大会よりも自分たちが意図したプレーを多く表現していた。

 小野凌弥主将(3年)と関口聖人(2年)の両CBを中心にDFラインを高く設定してきた関東一に対し、市立船橋は効果的な背後への配球。3トップを起点に攻めると、千葉内定の左SB杉山弾斗主将(3年)と先発に抜擢された右SB畑大雅(1年)が高い位置取りをして厚みのある攻撃を狙う。

 この日、市立船橋と同じ4-5-1システムを組んだ関東一は1トップのFW小久保佳吾(2年)が良くボールを収めてシュートチャンスを作り返す。25分にはMF佐藤誠也(1年)のループパスからFW村井柊斗(3年)の放った右足シュートがクロスバーをヒット。またこの日、ドリブルが非常に効いていたFW重田快(3年)の仕掛けなどで市船ゴールを脅かした。

 前半は0-0で終了。市立船橋は主導権を握り、杉山の突破から決定的なシーンもつくったが、大きな差を作り出していた訳ではない。それでも後半立ち上がりに王者・市立船橋がラッシュする。4分、MF井上怜(2年)のパスから左サイドを駆け上がった杉山がDFラインとGKの間へクロス。これを福元が1タッチで合わせて先制点を奪う。

 畳み掛ける市立船橋は先制点のわずか1分後に2点目を奪った。杉山の左オープンスペースへの配球を起点とした攻撃から、FW松尾勇佑(2年)が一気に抜け出してクロス。これを再び福元が鮮やかに合わせて2-0とした。0-0の前半終了後、「本当の王者だったら、ここから市船は強い」(小野監督)と警戒して後半に入った関東一を一瞬で突き放す2ゴール。だが、関東一も食い下がる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください